
アウトドアやキャンプでの電源確保や、自然災害などに備えての非常電源として注目されているポータブル電源ですが、その中でも人気の高い 商品に、SnartTap社のPowerArQ(パワーアーク)があります。
特徴はなんといっても容量で、ポータブル電源の中でも最大級の646Whの大容量です。いざという時に困ることが無い容量と安全をコンパクトなボディーに詰め込んだ PowerArQ の使用感を徹底的にレビューしていきたいと思います。
目次
PowerArQの特徴
PowerArQの特徴をまとめました。
- カラーバリエーションが豊富
- 容量と価格のバランス
- 高い安全性能
- 手厚い保障
- バッテリーが交換できる
カラーバリエーションが豊富
ポータブル電源といえば、黒色か銀色のイメージがありますが、PowerArQ はアウトドアで映えるミリタリーカラーや、部屋に置いておいても違和感のない赤、白、黒の6色から選べます。

引用元:SmartTap
今までポータブル電源は性能や機能性重視でしたが、PowerArQは他にはないカラー展開をしているから、ライフスタイルや個性に合わせて選べます。
人と同じはイヤという人にもオススメ!
価格とのバランスがいい
ポータブル電源自体高価な商品ですが、8万円近くするライバル製品のJackery700や suaoki S670と比べると、PowerArQは 626Whの大容量ながら66,000円と低く抑えられています。災害時の明かりの確保やスマホの充電といった高出力を必要としない使い方なら、PowerArQは コスパに優れた製品だと思います。
個人的には、いつ終わるか分からない停電の時に、消費電力の激しい湯沸かしポットや調理器具を使うことはないと思います。
高い安全性能
いくら見た目や性能が良くても、安心して使えなければ意味がありません。PowerArQの安全面へのこだわりにもぬかりはありません。
■世界の一流企業に採用されているBAK製のバッテリーを採用
■世界の安全基準をクリア
日本の電気用品安全法(PSE)適合性検査をはじめ、ISO9001、UN38.8など世界基準の様々な安全規格、品質テストに合格。さらに、温度検査、衝撃検査、摩耗検査、落下テストなどを実施して、徹底的に安全性を追求しています。
■世界最先端のバッテリーマネジメントシステム
過電圧保護、セル劣化保護、過電流保護、低電圧保護、短絡保護、温度管理、先進のバッテリーマネジメントシステム を搭載。
サポート体制

引用元:SmartTap
- 30日間返品可能
- 日本人によるアフターサポート
- 正規2年間保証
- 2年間の保証期間終了後も修理サービスを提供
一般的に保証期間が過ぎると修理受付はしてくれないメーカーが多い中、SmartTapは、保証期間の2年が過ぎても修理対応してくれます。長く使いたいユーザーにとって、このサービスは地味に嬉しいです。
私は、アダプターに不具合が出て交換してもらいましたが、メールを送ったその日に返事が来て、次の日には新しいものが届けられました。
内蔵電池交換修理サービス

引用元:SmartTap
さらに、内蔵電池を交換してくれるところも魅力です。PowerArQは容量の大きいポータブル電源ではありますが、それでも電池の容量は減っていきます。電池だけ交換できるのであれば、新品を買い直すよりずいぶんと安くすみます。このサービスは非常に有り難いです。
PowerArQの外観
差し込みとスイッチ類はすべて正面に分かりやすく配置されています。本体は、ほとんどの角が丸められていて、安全面にも配慮されています。
両側面には通気口があります。ファンは回っても静かなので、就寝時でも気にならないと思います。
左側面には、消費電力1WのLEDライトが装備されています。ポータブル電源を持っていくような所には明かりが無いことが多いので役に立ちそうです。
背面には何もありません。取っ手が折り畳み式ではないので上に物を乗せられないのは残念なところ。
底面にはゴム足がしっかりとネジ止めされていて、ある程度の斜面でもグリップしてくれると思います。
付属品はACアダプターとマニュアルのみ。他のポータブル電源にあるような、ソーラーパネルに繋ぐケーブルや車のシガーソケットからの充電ケーブルは、オプションとなっています。(新型になって同梱されるようになりました)マニュアルは各国語のものではなくて、日本語専用のもので、大きくて見やすいです。
大きさは、2Lのペットボトルを縦に2本積んで、横に2本並べたくらいです。本体の重量は6Kgで重い部類に入りますが、取っ手が固定式のためなのか、案外軽く感じます。
PowerArQの出力性能
PowerArQは、交流100V、直流12V、USBのTYPE-Aを備えています。
使い方は簡単で、使いたい電源のボタンを押すだけ。
ACのボタンを押すと「トコトコ」というファンが回る音がしますが、気になるほどではありません。すべての出力は同時に使うことができます。
モニターには入力と出力のワット数が表示されて、バッテリー残量もパーセントで表示されるから、使っている電化製品があとどれくらい使えるのか予測が立てやすいです。
DISPLAYボタンを押すとモニターが暫く点きますが、液晶のバックライトとは違い、画面自体が消えるので、確認したい時はいちいちDISPLAYボタンを押さないといけないのは不便。
追加情報
現在販売されている商品は仕様が変更になって、ディスプレイの表示が消灯後も確認できるようになったようです。
AC (交流) 出力
AC出力の特徴
- 電圧:100V(正弦波)
- 出力周波数: 60Hz (固定)
- 出力 (定格):300W(瞬間最大:500W)
- 差込口:1つ
- 変換ロス:15%
電気の波形を確認したところ、当然ながら綺麗な正弦波でした。周波数は60Hz固定なので、50Hzの地域の方は、使用する機器があらかじめ60Hzで動くのか確認しておいたほうがいいと思います。
正弦波とは?
ポータブル電源から出力できる交流には、大きく分けて正弦波と修正正弦波(矩形波)の2種類があります。
正弦波の波形は、なめらかな曲線で安定しているので、高品質な電力を供給することができます。また、家庭のコンセントからとれる電気とほぼ同じなので、ほとんどの家電が使えます。
それに対して修正正弦波は、ブロック状の直線的な波形をしています。そのため精密機器やモーターを必要とする電化製品、マイコン制御の電気毛布など、波形に依存する製品は使えません
実際に動かしてみた電化製品
車載用 冷蔵庫をAC出力に接続して動かしてみました。
本当は変換ロスの少ないシガーソケットから電源をとりたかったのですが、冷蔵庫のプラグが長すぎてうまく挿さらなかったのでACに繋ぎました。
注意ポイント
ポータブル電源のACから電源をとった場合、DC → AC → DCという具合に、直流と交流を2回も変換するので、どうしてもロスが大きくなってしまいます。
室温は29度、冷蔵庫の出力設定は「MAX」、温度設定は一番低い「-22度」で6時間動かした時の庫内温度とバッテリー残量の経過を表にまとめました。
経過時間 | 庫内温度 | バッテリー残量 |
0 | 27度 | 100% |
30分 | -3度 | 90% |
1時間 | -10度 | 84% |
1時間30分 | -13度 | 79% |
2時間 | -14度 | 73% |
3時間 | -17度 | 63% |
4時間 | -19度 | 52% |
5時間 | -20度 | 41% |
6時間 | -18度 | 31% |
室温はほぼ29度の中、設定温度は「-22度」でしたが、実際には「-20度」が最低温度でした。
庫内には常温で保管していた500mlのペットボトルのお茶を庫内側面に2本と真ん中に1本入れていましたが、側面2本はシャーベット状に凍っていました。
冷蔵庫は設定温度になると運転を休止する仕様なので、家の冷蔵庫と同じ「5度」くらいで運用した場合、消費電力はもっと少なくて済むと思います。
ちなみに、この冷蔵庫は500mlのペットボトルはもちろんのこと、1Lの牛乳パックやコーヒーのペットボトルも立てて冷やせます!
車載用 冷蔵庫のスペック
- DC対応電圧:12V/24V
- AC対応電圧:100-240V、50/60Hz
- 定格消費電力:35W
- 冷蔵庫内サイズ:幅350mm x 奥行246mm x 高さ273mm
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LEDスタンドを光量別に消費電力を計ってみました。
強にした時の消費電力は約7~8Wで、中の時は約3~5W、弱の時は約0~2Wでした。
「弱」で6時間点灯させた時の消費量は13%分でした。一番弱いといっても充分な明るさがあるので、停電しても困ることはないと思います。計算値ではありますが、仮に1日12時間使ったとしても、3日と半日分の明かりを確保することができると思います。
LEDスタンドのスペック
- 出力:12V/1A
- 消費電力:約10W
ACモーターで動く一般的な扇風機を動かしてみました。さすが正弦波だけあって、モーターからの異音もなく普通に動きました。
風量を「強」で動かした時の消費電力は35W、中で25W、弱で23W、微風で10~15Wでした。
一番弱い「微風」で6時間動かした時のバッテリーの消費量は24%分で、バッテリー容量全部を使うと約25時間使える計算です。
ACモーター扇風機のスペック
- 電源:100V 50/60Hz共用
- 消費電力:30W
- 羽サイズ:30cm
AC電源ではありませんが、卓上扇風機を動かしてみました。消費電力は「強」で4.1W、「中」で2.1W、「弱」で1.15Wでした。
一番弱い「弱」で24時間動かした時のバッテリーの消費量を見ようと思って検証していたのですが、消費電力が低すぎる機器を使った場合、モニターの消費量は「0W」のままで、いくら使っても残量は減りませんでした。(実際には減っているのですが)
モニターの残量と実際の残量がズレてしまったため、満充電した後にDISPLAYボタンを長押しして、表示をリセットしておきました。これは個体差かもしれませんが参考までに。
卓上扇風機のスペック
- 出力:5V/1A
- 消費電力 (最大):4W
初期型PS4 + 24インチLEDモニター + スピーカーの組み合わせで、しばらくゲームした時の最大値は160Wくらいでした。最大消費電力を全部足すと281.2Wなので、許容範囲内です。
ずっと160Wで動いたとして、満充電から3時間は動かせる計算です。
PS4と周辺機器のスペック
- PS4:最大250W4
- 24インチLEDモニター:最大30W
- スピーカー:1.2W
一般的なノートパソコンを使ってみたところ、何もしない状態で19W前後、WEBの観覧20~40W、Youtubeの観覧25~30W、フルスクリーン時27~35W、DVD再生時24~30Wでした。PowerArQはワット数の上下動がけっこうあるので、数値は参考までに。
ノートパソコンのスペック
- CPU:Core i3 2.13GHz
- 消費電力 (最大):約21W (65W)
その他に動かしてみた電化製品
- 白熱灯(100W):残量が20%になるまで4時間19分
- 電気毛布(70W):中で6時間動かして残量が61%
参考各種電化製品の稼働時間、及び充電回数の目安(メーカー公表値)

引用元:SmartTap
DC (直流) 出力
DC出力の特徴
- 電圧:12V
- 電流:10A
- 最大出力:120W
- シガーソケット:1個
- DCポート:2個
- DC/DC変換効率:85%以上
一般的にポータブル電源の直流は、充電量が減るにしたがって電圧が下がります。バッテリーの残量で、電圧がどのように変化するのか表にまとめました。
バッテリー残量 | 電圧 |
100% | 12.70V |
80% | 12.71V |
60% | 12.71V |
40% | 12.71V |
20% | 12.70V |
普通、ポータブル電源はバッテリーの残量が減るにつれて電圧も下がりますが、PowerArQは、残りが20%になっても12.7Vをキープしていました!電圧が下がらないので、シガーソケットから電源を取る電化製品を安心して使うことができます。
別記事で紹介したJackery ポータブル電源 400Whと比べると電圧が少し低いので、ご飯が炊きあがるまで少し時間がかかるかなと思っていましたが、説明書に書いてある時間と変わらない35分で1合を炊くことができました。そして消費電力は、たったの8%!
ご飯は、ムラなく美味しく炊きあがっていました。1合を1回炊くのにバッテリーを8%使うので、計算上は12回も炊けてしまいます。
消費電力もそれほど高くないので、非常時の備えとしても充分役立つと思います。
補 足
試しに2合でも炊いてみましたが、炊きあがりまで説明書より19分オーバーの1時間9分かかりました。ご飯は少しお焦げができていて、底の方は少し粒状感がなくなって糊状になっていました。味は可もなく不可もなくといったところでした。
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USB出力
USBはTYPE-Aのみで、最大でも10Wの出力となっています。さらに下2つのポートは合計で10Wなので、USBに関しては少々残念な仕様です。
USB出力の仕様
- 電圧:5V
- 電流:一番上2.1A、下2つの合計で2.1A
- 最大出力:10.5W
- 差込口:3個
注意
下2つのポートを同時に使ってスマホを充電した時に、端末の組み合わせによっては充電が始まったり止まったりを繰り返すことがありました。私の場合「HUAWEI nova5T」を組み合わせるとこの症状が出ました。
バッテリー容量 2716mAh のiPhone Xを一番上のポートに挿して、バッテリー残量20%から充電してみたところ、5.01V x 1.47A = 7.36Wで充電していました。
37分で52%、60分で68%、80分で82%、フル充電には2時間23分かかりました。
ACと12Vがいいだけに、USB出力の物足りなさが目立ってしまいますが、カーチャージャーを使えば解消できます。
使用したカーチャージャーは、PD充電にもクイックチャージにも対応していて、普段あまり使い道がないシガーソケットを有効活用しつつ、一気にUSB出力の性能をアップさせることができました。
上の写真は「Xiaomi Redmi Note 9S」をTYPE-Cポートを使ってPD充電しているところで、16.6Wで充電していました。
利用可能PD出力
- 5.00V × 3.00A = 15W
- 9.00V × 3.00A = 27W
- 15.00V × 2.00A = 30W
- 20.00V × 1.50A = 30W
今度はTYPE-Aポートを使って、クイックチャージで充電してみました。偶然でしょうが、こちらも16.6Wで充電していました。
本体のUSBと比べると大幅なパワーアップです!
これで、最新のスマホやタブレットを快適に充電できるようになりました。
USB-A急速充電対応規格
- Apple2.4A
- DCP-1.5A
- Samsung-5V-2A
- QC3.0:3.6V-12.0V
- QC2.0:9V 12V
- HuaweiFCP:9V 12V
PowerArQの充電性能
PowerArQは、AC、DC、ソーラーパネルからの充電に対応しています。充電中は赤色のLEDが点滅して、完了すると点灯に切り替わります。
バッテリーの仕様
- バッテリータイプ:リチウムイオン
- 容量:626Wh (174,000mAh)
- 出力可能温度:-10度~40度
- 充電可能温度 : 0度~40度
- サイクル300回にて80%の容量を保証
パススルー充電について
PowerArQは、充電しながら給電できるパススルー充電に対応していますが、マニュアルには「電池の寿命を長持ちさせたい場合はパススルー充電はなるべくお控えください」と書いてあります。
パススルー充電はできるというだけで、使うのは緊急時のみにしておいた方がよさそうです。
ACアダプターからの充電
アダプターの仕様
- 入力:AC100~240V、50Hz/60Hz、2.5A
- 出力:25.2V、3.5A
- 充電時間:20%から約7時間49分で満充電(最大95W)
アダプターにはPSEマークと検査機関のJETと販売元の加島商事株式会社が明記されいました。
アダプター自体は75度まで耐えれるように設計されているようですが、気温が30度に近づくと一番熱い所では68.8度まで上昇しました。
許容範囲とはいえ68度にもなると、ずっと触り続けられないくらい熱いので、アダプターを浮かせた状態にして卓上扇風機で冷やしたところ、一気に43度台まで下がりました。
思ってた以上に効果があって、びっくりしました。
Jackery700やsuaoki G500も含めて、入力が80Wを超すようなアダプターは、暑い時期に使用すると、どれも70度近く熱くなるので、涼しい部屋か、アダプターを冷やしながら充電した方がいいと思います。
ソーラーパネルからの充電(100W)
PowerArQ はチャージコントローラーを内蔵していないため、ソーラー発電をする時は、別売りの STSL300が必要になります。
STSL300が不要となりました
新型のPowerArQには電圧コントローラーが内蔵されて、MC4ケーブルも付属しているので、STSL300が不要となりました。新型の特徴は以下のとおりです。
- 付属品にシガーソケット充電とソーラー充電のケーブルがある
- 本体底面ラベルの左下に「HTST」に続く番号が「018」以上
STSL300 は変圧器とシガーソケット用充電ケーブルとソーラパネルに繋ぐMC4ケーブルがセットになったもので、ソーラー発電をする時は変圧器とMC4ケーブルを使います。
ソーラーパネルは、ECO-WORTHY社製の100W(据え置きタイプ)を使用して充電しました。PowerArQが対応しているMC4コネクターは、ソーラーパネルの標準的なコネクターなので、パネルの選択肢は広がります。
変圧器とパネルの仕様
- 入力電圧:12~30V
- 出力電圧:25.2V
- 使用パネル:ECO-WORTHY / 100W / 17.3V / 5.78A
SmartTap社には純正でフレキシブルタイプと折り畳み式のソーラーパネルがありますが、とにかく値段が高くて、120Wと100Wの違いはあるものの、フレキシブルタイプで23,800円、折りたたみ式にいたっては26,800円もします…(アマゾンでの比較)
出力は20W少ないですが、ECO-WORTHYは、なんと 10,000円!しかも5年品質保証!
気になるところとして、フレキシブルタイプの3kgと比べて9kgと重いですが、持ち運びを考えない場合、風で動かないようにパネルを固定する手間が省けて 逆にいいです。
※純正品以外のソーラーパネルの使用は自己責任でお願いします。
撮影をしたのは、6月9日 13:52、天気は快晴の中、発電量は71Wでした。入力の最大値が100Wなので、もう少し発電量の多いパネルを使っても大丈夫かもしれません。
同じ日の同じ時間帯に同じパネルを使ってsuaoki G500 とJackery 400Wh も充電しましたが、G500が81W、Jackeryが60Wでした。同じパネルを使っても、充電方式の違いによって、けっこう違いが出ました。
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ソーラーパネルからの充電(50W)
suaoki純正フレキシブルタイプ(パネルをある程度湾曲させて使えるため薄い)で50Wのソーラーパネルを使って充電してみました。
このパネルは、かなり軽くて1.2Kgしかありません。大きさも 69cm x 52cm と それほど大きくないので、持ち運びが苦にならないソーラーパネルだと思います。その分 ちょっと風がきついと動いてしまうので、使う時はペグを打つか どこかに固定したほうがいいと思います。
発電量は、100Wパネルの半分くらいの34Wでした。(9/8 晴天の14:30頃)
PowerArQの充電性能からすると まだまだ余裕はありますが、発電量の少ないパネルからでも充電できることが確認できました。
シガーソケットからの充電
車のシガーソケットから充電する時は、STSL300の変圧器とシガーソケット用充電ケーブルを使います。(新型には変圧器が内蔵されていて、シガーソケット用充電ケーブルも付属するので、STSL300は必要ありません)
入力はなんと91Wもあります!シガーソケットから家庭用のアダプターと同じくらいのワット数で充電しています!
STSL300がない場合でも、カーインバーターを使うとACアダプターで充電できます。インバーターは300W程度のものであれば、正弦波だけでなく、矩形波の機器でも動作するようです。
「SmartTap PowerArQ」レビュー まとめ
ネットやレビューで評価の高いPowerArQですが、実際に使ってみてどうだったのか、よかったところと、気になったところにまとめました。
よかったところ
- 626Wh / 300W の大容量・高出力
- 正弦波なのでほとんどの精密機器が問題なく使える
- カラーバリエーションがある
- 高い信頼性と安全性
- 手厚いサポート
- バッテリーが交換できる
気になったところ
- USB出力が物足りない
- ACの差し込みが1口しかない
アダプター以外の充電機器が別売り- モニターがすぐに消灯する
PowerArQを実際に使ってみましたが、やっぱり大容量はいいですね。容量がたくさんあるとバッテリーの残量を気にしながら使わなくて済みます。
そして新型になり、オプションを買わなくても車で充電できたり、ソーラーパネルがあればソーラー充電もできるようになりました。しかも、価格は旧型より安くなっています!(Amazon)
今までPowerArQは、大容量でオシャレなポータブル電源という印象でしたが、新型になり、コストパフォーマンスがアップした、大容量でオシャレで実用的なポータブル電源に進化したと思います。
SmartTap PowerArQ mini
今回紹介したものの姉妹商品に「SmartTap PowerArQ mini」もあります。車中泊やキャンプで電気毛布を使わないのであれば、こちらで充分だと思います。値段も安いのでオススメです。
SmartTap PowerArQ2
PowerArQシリーズに新しい仲間が増えました。個性的でオシャレな外観はそのままに、スマホなどのワイヤレス充電にも対応して使い勝手がさらにアップ!
SmarTtap 社製のソーラーパネル
金額は高くなりますが、安心の純正品はこちら
ソーラーパネル用延長ケーブル
SmartTap社純正の延長ケーブルです。長さは10メートルあるので、まず困ることはないでしょう。