
巷で噂の『おひとりさま超高速弁当箱炊飯器』をゲットしました。
この商品は1合の米を19分で炊ける高速炊飯器で、発売当初はなかなか手に入らなかった人気商品です。今回は定格出力200Wのポータブル電源と組合わせて使うとどうなのかを実際に使って検証しました。
サンコー おひとりさま超高速弁当箱炊飯器の特徴
私が実際に使ってみて感じた特徴。
- 短時間でご飯が炊ける
- 食べたい分だけ炊ける
- いつでも炊き立てのご飯が食べられる
- 食器がいらないから洗い物が減る
- 何処でも炊ける
簡単にまとめると、単身者に優しい炊飯器です。
見た目は家電ぽくなく、無印良品にありそうなデザイン。
内容物は、本体、電源コード、計量カップ、内蓋のツマミの予備とマニュアル。できればパッキンの予備も付けてほしかった。
本体は少し大きめの弁当箱くらいで、厚みはそこあります。
本体の厚みと比べると内釜は浅いですが、これは底面に強力なヒーターが内蔵してあるためで、このヒーターのおかげで側面まで熱が回り、高速炊飯が可能となっています。
米を炊く一式を
こんな風に本体に詰め込めるから弁当感覚で持ち出せます。職場で炊きたての御飯を食べることも可能。
さらに、ポータブル電源を使えば何処でも炊きたてのご飯が手軽に食べられます。車中泊やキャンプで大活躍すること間違いなし!
今回使用したポータブル電源は、Jackery400です。炊飯時の本体は熱くなるため重ねて使えませんが、コラボ商品かと思うくらいピッタリサイズ!
Jackery400の仕様
- 出力 : AC100V 60Hz
- バッテリー容量:400Wh / 115200mAh
- 最大定格出力:200W
- 瞬間最大出力:400W
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弁当箱炊飯器の使用感と気になるポイント
1合は多いから、いつも0.8合で炊いています。米は無洗米を使用。
美味しく炊くポイント
- 米と水の量をしっかり計る
- 炊飯前に吸水させる
- 炊飯後は蒸らす
この3つのポイントを守るだけで、美味しいご飯が安定して炊けるようになります。
付属の計量カップは擦り切り3杯で1合ですが、0.5合は1杯半なので計りづらいです。どうして1杯で0.5合にしなかったのか?
水の量は内釜の目盛りを使いますが、これがすごく見づらくて正しく計れる気がしません…
付属の計量カップは使いにくく、内釜の目盛りは見づらいので、米は計りを使って水は計量カップを使っています。米は1合が150gなので0.8倍した120gにして、水の量は1合の時に丁度よかった240ccを0.8倍した190ccで炊きました。
水の量は米によって変わると思いますが、一旦正しい量が分かるとその後は常に美味しく炊けるようになるから、きっちり計ることをオススメします。
米の量 | 水分量 |
1合(150g) | 240cc |
0.8合(120g) | 190cc |
炊飯中にパッキンから水分がたくさん漏れるという感想を見かけますが、フタを本体の上に乗せた時に、収まりのいい場所でロックをかけると、あまり吹きこぼれないと思います。
それでも多少はこぼれるしフタから水蒸気も出るので、会社のデスクや精密機器の近くでは使わないほうがいいでしょう。
フタの留め具は作りが貧弱そうなので、フタを押さえながらゆっくり開け締めするようにしています。長く使いたいから大事に扱ってます。
吸水時間を20分とった後、「スイッチオン」して炊飯開始。
0.5合で14分、1合でも19分で炊きあがるから、この間におかずの用意をするのが無駄がなくていいと思います。
炊飯中は、差し込みの上のランプが赤色に点灯。
消費電力が185Wの高速弁当箱炊飯器は、炊飯開始直後に200Wを超えますが、一時的なものなので、ポータブル電源が途中で止まることはありません。
炊飯中の本体は熱くなります。約10分後にはフタの熱いところで、80度を超えるため注意が必要。
だがしかし、その熱いフタを利用してレトルト食品を温めることができます。計算して作ったわけではないと思いますが、ちょうど蒸気の吹出口を避けるように置けます。途中で一度裏返してまんべんなく温めました。
約15分で炊飯が終わって保温開始。
炊飯が終わっても音で知らせてくれないから、だいたい炊きあがる時間にタイマーをセットしておくといいでしょう。
ちなみに、マニュアルには1合を炊くのに19分かかると書いてありましたが、私の環境では17分で炊けました。(室温22度)
炊飯が終わった時点のバッテリー残量は88%だったので、全体容量の12%で炊けました。蒸らしを入れて15%としても単純計算で6回も炊くことができます。これはスゴイ!
弁当箱炊飯器とカレーは最高の組み合わせ!
10分蒸らしをした後にフタを開けたところ、こんな感じに美味しそうなご飯が炊けました。
実際に食べてみると、今まで使っていた12Vの車用炊飯器とは明らかに違う、家で炊いたご飯と遜色ない炊きあがりでした。
何より炊きたてのご飯はうまい!
炊飯後の注意点
フタを開ける時は、水平に持ち上げないと中に溜まったお湯がこぼれるので注意してください!私は付属の計量カップに移しています。それと、炊飯器内の温度が60度以下になると再加熱が始まるので、食べる時は電源を切っておきましょう!
カレーの時は、お米をほぐした後、ご飯の上にかけるのではなく、片側に寄せてカレーのスペースを作るのがオススメ!
そこにフタの上で温めたカレーを投入。
炊飯器の予熱で更に温められて、カレーも更に美味しくなります!
控えめに言って「最高です!」
さらに材料費は200円もかかってないから、職場で使えるのであれば昼食代がかなり浮きます!
仮に1ヶ月間で1日1,000円を20日使っていたとすると、月に16,000円も浮かすことができます。しかもお腹いっぱい食べられるから辛い思いは一切なし!
ただし毎日カレー・・・
炊飯器をそのまま器として使えるから、洗い物を少なく出来るのもいいところ。
やっぱり最高です!
片付ける時の注意点
炊飯だけでなく食器としても使うので当然汚れますが、本体はそのまま洗うことができます。洗う時は、差し込み部分の蓋をするのを忘れないように!ただし、フタをしたからといって、水につけてじゃぶじゃぶ洗うことはできません。
それと内釜はテフロンのコーティングがしてありますが、冷めるとご飯がひっつきます。そんな時は内釜の中にお湯をためて暫く放置しておくと簡単に取れます。
金属製の内蓋はヌメヌメがたまるので、パッキンを外した後、真ん中のツマミを引っ張って取り外して掃除するのですが、外れにくい場合は、外側のフタと内側のフタの隙間にフォークなどを入れて「クイッ」ってやると簡単に外れます。
金属のフタの裏側の蒸気穴が詰まると、故障の原因になるそうなので、使った後はきれいにしておきましょう!
【まとめ】思ってた以上に優秀な炊飯器
もともと面白そうだなと思って購入した商品ですが、実際に使ってみると早く炊けるのはもちろんのこと、想像以上に美味しく炊けることに驚きました。
コンセントがあれば何処でもご飯を炊けますが、ポータブル電源と組み合わせると使えるシーンはさらに広がって、車中泊やキャンプといったレジャー的な使い方から、災害時や長期停電が起こった時の備えとしても充分役に立つ商品だと思います。
最高出力が185Wとそれほど高くないから、そこそこの性能のポータブル電源でも動かせるところも気に入りました。
細かい粗を探せばキリがありませんが、どこでも手軽にご飯が炊ける『おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器』の満足度はかなり高いです!