ポータブル電源

【Jackery Ace1500 レビュー】不可能を可能にするポータブル電源!

2021年6月2日

これまで高出力を謳いながらも、実際には何が動かせて何が動かせないのか気にしながら使っていたポータブル電源ですが、定格出力が1800Wの「Jackery Ace1500」の登場で状況が変わりました。

ドライヤーはもちろんケトルやIHコンロなど、普段使っている消費電力の高い家電を外に持ち出して使えるようになりました。今回はそんなJackery Ace1500を実際に使ってみて、気付いたことや感じたことを紹介していきます。

この記事はメーカー様より商品を提供していただいて書いています。

目次

 

Jackery Ace1500 の特徴

Jackery Ace1500の特徴は以下のとおりです。

  • 大容量、高出力
  • 高い安全性能
  • 高品質のなバッテリー を採用
  • ツインターボシステム

Ace1500が発売されるまではJackery1000がメーカーの中で一番大容量で高出力なポータブル電源でしたが、Ace1500は容量で1.5倍、出力で1.8倍となり大幅に進化しました。

 

定格1800Wの高出力

定格出力が1800Wで瞬間最大出力も3600Wあるから、ほとんどの家電が動きます。私の場合、自宅にある家電をいろいろ動かしてみたところ、動かなかったものは一つもありませんでした!

今まで消費電力を気にしながらポータブル電源を使っていましたが、とうとう気にしなくていいポータブル電源に巡り逢いました。

 

高い安全性能と高品質なバッテリー

画像引用元:Jackery Japan

Ace1500にはバッテリーマネジメントシステム(BMS)と言って、過充電や過放電保護、温度管理など、バッテリーが安全に動作するように監視する仕組みが搭載されています。Ace1500のBMSは電気自動車で採用されているBMSを使用することで高い安全性を確保しています。

その他にも211個の検証試験に合格した製品を出荷していて、とにかく品質管理に力を入れた製品作りをしているので安心して使えます。

バッテリーは高品質なリチウムイオンバッテリーを使用していて、充放電のサイクルの寿命が長く、800回以上に充放電に耐えられるように設計されているので長く使えるのもいいですね。

 

ツインターボシステム

画像引用元:Jackery Japan

通常ポータブル電源の入力ポートは1つしかありませんが、Ace1500は2つ付いていて充電アダプターを2台使って充電すると1500Whの容量を 0 → 80%まで「2時間」、満タンでも「3.5時間」で充電できます。※2台目の充電器は別売りです。

また、並列接続したソーラーパネルを2組(合計4枚)使うと、条件によって変わりますが5~10時間で満充電できるようです。

ポータブル電源は出力の性能も重要ですが、充電時間の短さが使い勝手に大きく影響すると思っているので、ツインターボシステムは嬉しい仕様です。できればアダプターはもう一つ同梱してほしかったですけど…

 

Jackery Ace1500 のスペック

下の表は「Jackery Ace1500」と「Jackery1000」のスペックを比較したものです。

スペック  Jackery Ace1500 Jackery1000
バッテリー容量 1488Wh 1002Wh
サイズ 35.5 x 25.2 x 26.4 cm 33.2 x 23.25 x 24.3 cm
重さ 15kg 10.5kg
AC出力 1800W 1000W
USB-A 2口 2口
USB-C 1口 2口
シガーソケット 12V / 10A 12V / 10A
動作温度 -10~40度 -10~40度

容量が約1.5倍になったことも大きな違いですが、定格の出力が1.8倍の1800Wになったことが一番の違いで、そのおかげでほぼ全ての家電が動かせるようになりました。

その他で気になったところはUSBのポート数で、普通、上位モデルになるにしたがってUSBポートは多くなるものですが、Ace1500に関しては少なくなっています。しかもTYPE-Cが少なくなっているのは残念です。

 

Jackery Ace1500 の外観

いつものジャクリです。本体正面にすべての差込口が配置されていて、スイッチと差込口が囲ってあるので直感的に使えます。

側面には左右とも通気口があります。ファンは勢いよく回るので けっこう大きな音がします。

ファンが回っている時の音量を測定すると「58db」でした。60dbの音量が「静かな乗用車の車内」や「普通の会話」に相当するので、静かな場所ではかなり気になります。電気毛布1枚なら問題ないと思いますが、複数枚利用する場合は防音対策を考えた方がいいでしょう。

背面には何も有りません。本体重量は15Kgもあるので、女性や子供が気軽に持ち運ぶには少々厳しい重さです。

取っ手は折りたたみ式になっていて、持ち手の裏側には滑り止めが貼ってあります。畳んだ状態のときは上面がフラットになって物を乗せることができて便利です。

底面の四隅には大き目のゴム足が取り付けてあるので、斜面に置いても滑りにくくなっています。

2Lのペットボトルとの比較するとこんな感じ。

付属品はACアダプター、シガーソケット用の充電ケーブル、変換プラグ、日本語マニュアルとそれらを収納できるポーチです。ポーチは複数のポータブル電源を所有している場合、ケーブルの管理がしやすくて助かります

 

Jackery Ace1500 の出力と操作方法

Jackery ACE 1500 は交流100V、シガーソケット、USB-A、USB-C(PD充電) が使えます。

説明書がいらないくらい簡単な操作方法

操作方法は使用する出力のボタンを押すだけ。

使える状態の時は緑色のLEDランプが点灯して、すべての出力は同時に使えます

とにかく簡単で機械が苦手な人でも問題ないと思います。

注意ポイント

使い終わったらもう一度ボタンを押してランプを消しておかないとインバーターが電気を消費し続けるので、必ず電源は切っておきましょう。

 新しくなったディスプレイ

ディスプレイはAce1500になってから大きくなって充電が完了するまでの時間や、使用可能時間の予測が表示されるようになりました。表示は約30秒で消灯します。

新しいディスプレイは以前よりもカラフルになって情報量も増えましたが、昼間の屋外では以前の液晶時計のようなディスプレイの方が見やすく、使用中と充電中は常に表示されていたので、個人的には以前のタイプの方が好みです。

 

AC(交流)出力

AC出力の仕様

  • 電圧:100V
  • 出力周波数60Hz
  • 出力 (定格):1800W
  • 出力 (瞬間最大):3600W
  • 差込口:3口
  • 波形:正弦波

AC出力は最近のポータブル電源ではもはや当たり前の正弦波ですが、周波数は60Hz固定なので50Hzの地域の方はあらかじめ使用する機器が60Hz対応なのか調べておいたほうがいいと思います。

 

正弦波とは?

ポータブル電源から出力できる交流には、大きく分けて正弦波と修正正弦波(矩形波)の2種類があります。

正弦波の波形はなめらかな曲線で安定しているので、高品質な電力を供給することができます。また家庭のコンセントからとれる電気とほぼ同じなので、ほとんどの家電が使えます

それに対して修正正弦波はブロック状の直線的な波形をしています。そのため精密機器やモーターを必要とする電化製品、マイコン制御の電気毛布など波形に依存する製品は使えません

Jackery Ace1500 の波形は正弦波なので、出力の範囲内であればほとんどの家電が動かせます

 

ACの電圧は100V

ACの電圧が100Vと言われても そんなの当然でしょ?と思うかもしれませんが、日本の電圧の100Vは世界的に見ると珍しく、殆どの国では110V~240Vの電圧になっています。そのため100Vの電圧で使用することを想定した電化製品を高い電圧で使用すると故障の原因になる可能性があります。

試しに100Vで動かすことを前提に作られた、消費電力430Wの湯沸かしポットを使ってどれくらいの差が出るのか比べてみました。

まずはACの電圧が「109.5V」のポータブル電源で動かしたところ430Wをはるかにオーバーした「506W」で動いていました。

次にAce1500ですが、こちらは「423W」となって、ほぼメーカーが想定した消費電力です。

今まで110Vのポータブル電源を使って何かトラブルが起きたことはありませんが、それでも安心して使えるのはAce1500です。ジャクリの製品は世界的に見ると珍しい日本の電圧に合わせた、完全日本仕様のポータブル電源です。

 

Jackery Ace1500 を使って電化製品を動かしてみた

結論から先に言うと「Jackery Ace1500」はほとんどの家電を動かせるポータブル電源です。少なくとも私が試した家電は全部動きました。その中から参考にしてもらえそうなものを紹介します。

 

電子レンジで夕食を作ってみた

まずは電子レンジで食事を1食分作ることを想定して、チンするご飯とおかずを作ってみました。

出力は600W、調理時間はご飯が2分、おかずが6分。

例えば長距離を運転して車中泊する時に、時間をかけて食事の支度をするのは面倒ですが、Ace1500と電子レンジがあれば10分もあれば温かい食事が食べられます。しかも火を使わないので安全です。

調理開始時に100%のバッテリー残量は、調理終了時に91%になっていたので、バッテリー容量の9%で1食が作れたことになります。

 

消費電力1350Wの炊飯器を使ってみた

いつも家で使っている炊飯器で消費電力は1350W。

私はバーベキューの時にはどうしてもご飯が食べたくなるので、屋外で普段使っている炊飯器でご飯が炊けたら便利だなと思って検証してみました。

米は5合、設定は全て標準で炊きました。

炊き上がりまでにかかった時間は45分くらいで、バッテリー残量は炊飯開始時の100%から蒸らしの15分を含めて75%になっていたので、容量の25%で炊けました。

これなら大人数でバーベキューをした時でも手軽に失敗することなくご飯が炊けます。今は無理でも、またみんなで集まれるような世の中になった時には試してみたいです。

 

IHコンロで冷凍ラーメンを作ってみた

普段 鍋をする時なんかに使っているIHコンロで、最大消費電力は1400W。

IHコンロも外で使えたら便利だろうなと思って一人用の鍋を使って冷凍ラーメンを作ってみました。消費電力は鍋が小さいためか最大でも1060W程度で、バッテリーは10%を消費しました。

今回はラーメンを作りましたが、パワフルなIHコンロが使えると調理の幅は広がるし、締め切った空間でも換気の心配をせずに使えます。

 

消費電力1300Wのケトル

次は消費電力1300Wのケトル。

今までポータブル電源の出力の関係から、お湯を沸かす時は消費電力が430Wの湯沸かしポットを使っていました。

このポットは出力のそんなに大きくないポータブル電源でも、1リットルの水を15分くらいで沸かせるので重宝して使っていましたが、普段家で使っているケトルには敵いません。

運転中の消費電力は1280W~1300Wとスペック通りで、800ccの水を約3分半で沸騰、消費したバッテリーは6%でした。

水の量は違いますが、圧倒的な差です。

 

消費電力1200Wのドライヤー

消費電力1200Wの一般的なドライヤーです。

キャンプ場ではシャワーは使えてもドライヤーが使えないことが多く、必然的に自然乾燥になりますが、Ace1500があればそんな問題も解決できます。

出力MAXで使った時の消費電力は約1100Wで、5分間動かし続けた時のバッテリーの消費は7%でした。他にも海水浴や川遊びの時にも使えるので、Ace1500とドライヤーの組み合わせが役立つ場面は多いと思います。

 

380リットルの冷蔵庫を動かしてみた

我が家の庫内容量380リットルで定格消費電力が86Wの冷蔵庫です。

冷蔵庫は消費電力がもっと高いものと思っていたので案外低いのは意外でしたが、何時間くらい動かせるのか知っておきたかったので調べてみました。

室温22.5度、バッテリー残量95%から6時間後には48%になっていて、容量の47%を消費していました。

停電が起こった時に冷蔵庫は最優先ではないと思いますが、バッテリーの全容量を使うと10時間くらいは動かせるのではないでしょうか?

 

消費電力400Wの洗濯機を動かしてみた

いつも使ってる洗濯機で消費電力は400W。

冷蔵庫の時にも思ったのですが、洗濯機も思っていたよりも消費電力が少なくて驚きました。

検証は標準モードで1回洗濯した時にどれくらいバッテリーを消費しているのかを調べました。バッテリー残量91%から検証を開始して、洗濯が終わった時には85%になっていたので、6%の消費で洗濯できました。

 

ACモーターで動く一般的な扇風機

どこにでもあるACモーターで動く扇風機で、消費電力は30W。

暑い時期に停電になった時を想定して一番弱い風量で6時間動かしてみました。バッテリー残量100%の状態から6時間経過後の残量は89%で、バッテリー容量の11%の消費でした。

 

容量25Lのポータブル冷蔵庫

暑い時期にはアウトドアから普段の買い物まで活躍する 25リットルのポータブル冷蔵庫で消費電力は45W。

そこに半分くらいまで冷凍食品を入れて、シガーソケットに接続して動かしました。

暖房を入れて室温を30度にした状態で、冷蔵庫の出力設定を「MAX」、温度設定は一番低い「-22度」で6時間動かしました。バッテリー残量100%から6時間経過後の残量は85%で、バッテリー容量の15%を消費していました。

思ったよりもバッテリー消費が少なかったのは、冷凍食品自体が保冷剤のような役割をするため、庫内を勢いよく冷やす必要がなかったからだと思います。実際 庫内の温度はすぐに「-18度」まで下がっていました。

 

その他 電化製品稼働時間、及び充電回数の目安

画像引用元:Jackery Japan

※稼働時間と充電回数はメーカー公表値です。

 

DC(直流)出力

DC出力の仕様

  • 電圧 / 電流:12V / 10A
  • 最大出力:120W
  • 差込口:シガーソケット1口

低価格帯のポータブル電源の直流は、バッテリー残量が減るにしたがって電圧が下がるものが多いですが、Ace1500クラスになると残量が少なくなっても電圧が下がりません。

バッテリー残量 電圧
100% 13.15V
20% 13.16V

実際に残量が100%の時と20%の時を比較しましたが、誤差レベルの違いしかありませんでした。しかも電圧は走行中の車と同じ13Vを常に超えるため、12Vの電化製品の性能をずっとフルに引き出せます!

バッテリー残量が減っても電圧が下がらないので、1合の米を残量が30%の状態から車載用炊飯器で炊いてみました。

結果は全く問題なく、約41分で炊けました。

バッテリー残量が減るにつれて電圧も下がるポータブル電源で炊くと、時間がかかるだけでなく窯底のご飯の粒状感が失われて糊みたいになってしまいますが、Ace1500は粒状感がしっかり残ったご飯が炊けました。

当然ながらDCの電圧は13Vをキープ!

バッテリー残量は蒸らしの時間を含めても26%で、たった4%の消費でご飯が炊けました。

味は家で炊いたご飯には及びませんが、Ace1500と車載用炊飯器は災害時にも役立つ組み合わせだと思います。

 

USB出力

USBはPD充電対応のUSB-Cポートが1口、USB-Aポートが2口の構成になっています。

USB-CはPPSに対応

このPPSは何かというと USB PDに追加された拡張機能で、充電時の電圧と電流を最適化して電力のロスを最小限にする仕組みです。

Ace1500は大容量のポータブル電源ですが容量には限りがあります。PPSを利用するにはデバイス側でも対応が必要ですが、電力ロスを少なくするPPSはポータブル電源に最適な給電方式です。

利用可能PD出力

  • 5.00V × 3.00A = 15W
  • 9.00V × 3.00A = 27W
  • 12.00V × 3.00A = 36W
  • 15.00V × 3.00A = 45W
  • 20.00V × 3.00A = 60W
  • PPS 3.3-21.0V × 3.00A

写真はPD60Wに対応したデバイスを充電している時のもので、約58Wで給電していました。下の表は手持ちのスマホをバッテリー残量40%程度からUSB-Cポートに繋いで充電した時の出力値です。

端末 出力
nova5T 13W
Redmi Note 9S 16W
iPhone X 11.6W

普通、上位モデルになるにしたがってUSBポートは多くなるものですが、Jackery1000と比べてTYPE-Cが少なくなっています。なぜ減らしたのでしょうか?

USB-AはQC3.0に対応

USB-Aポートは2口あって一つは「5V / 2.4A」もう一つは「QC3.0」に対応しています。

QC3ポート急速充電対応規格

  • Apple2.4A
  • USB-DCP-5V-1.5A
  • QC3:3.6V-12.2V
  • QC2:9V、12V
  • Samsung-AFC:9V
  • Huawei-FCP:9V

下の表は手持ちのスマホをバッテリー残量40%程度からQC3.0ポートに繋いだ時の出力値です。

端末 出力
nova5T 13W
Redmi Note 9S 16.3W
iPhone X 8.86W

USB-Cを利用したPD充電が普及したとはいえ、まだまだUSB-Aを利用したデバイスも現役で使っているので、QC3.0ポートがあるのはありがたいです。

 

ポートの少なさはカーチャージャーで補える

Ace1500 は出力の割にUSBポートが少ないですが、カーチャージャーを使うと補えます。

今回はUSB-Cが最大30W、USB-Aが最大18Wのカーチャージャーを使用しました。

Mac Book Airには付属の充電器と遜色ない「28.6W」で出力していました。

利用可能PD出力

  • 5.00V × 3.00A = 15W
  • 9.00V × 3.00A = 27W
  • 15.00V × 2.00A = 30W
  • 20.00V × 1.50A = 30W

USB-AポートはQC3.0に対応していて、写真はアンドロイドスマホの「Redmi Note 9S」を「14.8W」で充電中のものです。

USB-A急速充電対応規格

  • Apple2.4A
  • DCP-1.5A
  • Samsung-5V-2A
  • QC3.0:3.6V-12.0V
  • QC2.0:9V 12V
  • HuaweiFCP:9V 12V

下の表は手持ちのスマホをバッテリー残量40%程度から充電した時の出力値です。

端末 QC3.0 USB-C
nova5T 13.2W 13.1W
Redmi Note 9S 16.1W 16.5W
iPhone X 8.84W 11W

普段あまり使うことのないシガーソケットを有効活用できるので、ポーチの中に1つ入れておくと重宝すると思います。

 

Jackery Ace 1500 の充電性能

Ace1500はACアダプター、シガーソケット、ソーラーパネルからの充電に対応しています。

充電中は青色のLEDが点灯して、完了すると緑色になります。

バッテリーの仕様

  • バッテリータイプ:リチウムイオン
  • 容量:1,488Wh (413,400mAhmAh)
  • 充放電サイクル:800回以上

ポータブル電源の長期保管方法

マニュアルにはバッテリーが空の状態で長期保管すると性能が劣化したり充電できなくなる場合があるので、定期的に充電して60~80%で保管することを推奨しています。

パススルー充電について

Ace1500は充電しながら給電できるパススルー充電に対応していますが、マニュアルには「電池の使用寿命を長くするためには、パススルー充電はなるべくお控えください」と書いてあります。

パススルー充電はできるというだけで、緊急時のみにしておいた方がよさそうです。

 

ACアダプターからの充電

ACアダプターの仕様

  • 入力:AC100~240V、50Hz/60Hz、5.0A
  • 出力:DC48.0V、6.25A
  • 充電時間:20%から100%まで約4時間50分 (MAX285W)

Ace1500のACアダプターは出力が高くて「300W」もあります。もちろん充電時間も早くて、1488Whのバッテリーを残量20%の状態から 90%まで3時間34分、4時間56分で満充電にしてくれました。

充電中は本体のファンが回らないので、寝ている間に充電しても安眠を妨害されません。

 

ツインターボシステムで高速充電

画像引用元:Jackery Japan

Ace1500には入力ポートが2つ付いていています。ここにアダプター2台を繋ぐことによって、充電時間が5.5時間から3.5時間に短縮されます。2台目のアダプターは別売りになりますが、急に充電しないといけない状況にも対応できると思います。

またソーラーパネルを並列接続するケーブルを2本使うと、4枚のソーラーパネルから充電できるので、太陽光発電からの充電時間短縮も期待できます。

ACアダプター2台接続のほか、アダプターとソーラーパネルを組み合わせての充電も可能なようです。

 

充電中のアダプターは高温注意

Ace1500のアダプターは大きいので出力の割には発熱は抑えられていると思いますが、それでも室温が28度の時点でアダプターの一番熱くなるところは67度を超えました。これくらいの温度は許容範囲内だと思いますが、ずっと触っていられない熱さです。

そんな時は卓上扇風機を使うと解決します。

アダプターに一番弱い風量で風を当てるだけで、一気に22度も下がりました。

実際にずっと触り続けていられます。

夏場はアダプターの温度がもっと上がると思うので、涼しい部屋かアダプターを冷やしながら充電した方がいいと思います。

 

ソーラーパネルからの充電

大容量のAce1500でも使い続けるとバッテリーは空になってしまいますが、ソーラーパネルを使うと手軽に充電できるので、コンセントのない場所や停電が長引くような時に役立ちます。

パネルの種類や接続の仕方でどんな風に変わるのか、手元にあるパネルを使って検証しました。

注意ポイント

ソーラー充電をしている時に気をつけないといけないことは、パネルに影を落とさないこと!少し影がかかるだけで発電量は大きく下がります。

 

100W据え置き型パネルからの充電

まずは出力100Wの据え置き型ソーラーパネルから。

チャージコントローラーとパネルの仕様

  • 制御方式:MPPT方式
  • 入力:12~51V / 6.25A / 最大300W
  • 使用パネル:ECO-WORTHY / 100W / 18V / 5.55A

このパネルはフレキシブルタイプや折りたたみ式と比べると重くて持ち運びには不便ですが、雨ざらしにしても大丈夫なところと安いのが魅力です。

suaoki製の100Wのパネルと比較するとフレキシブルタイプで19,800円、折りたたみ式では24,000円もします…(アマゾンでの比較)

その点 ECO-WORTHYは、10,000円というお手頃な価格!しかも5年品質保証!

※純正品以外のソーラーパネルの使用は自己責任でお願いします。

本体への接続は、今までジャクリ製品に使っていた8mmのプラグはそのまま使えないので、付属の変換プラグを使います。

検証は5月上旬の13時頃、天気は快晴で発電量は76Wでした。

チャージコントローラーについて

ソーラーパネルで作られた電気を適切にバッテリーに保存する装置にチャージコントローラーがありますが、Ace1500が採用している発電効率の優れたMPPT方式と、発電効率の劣るPWM方式があります。以前、MPPT方式とPWM方式のポータブル電源を使って検証した時は、MPPT方式の方が35%も多く発電していました

 

100W据え置き型(小)パネルからの充電

同じ100Wとは思えないほどコンパクトな据え置き型のパネルです。

パネルの仕様

  • 最大出力:100W
  • 定格電圧:18V
  • 定格電流:5.55A

実際に並べると こんなにも違います。重さもだいぶ軽いです。

大きいパネルと同じ条件で発電しましたが、こちらの発電量は70Wでした。

スペック上は同じですが、実際に使ってみると1割程度低くなる印象です。それでも小さくて軽いので、持ち運びや収納が楽です。

 

Jackery SolarSaga100からの充電(100W)

このパネルは以前 評価用のAce1500といっしょに借りていたもので、その時に検証したデータです。Ace1500の仕様が変わっているかもしれませんので参考までに。

このパネルは折りたたみ式のソーラーパネルでありながら、防水性能がIP65規格相当なので多少の雨には耐えられる設計になっています。

また、ケーブル長が3メートルあるため、ポータブル電源を屋内に置いて充電できるので安心です。

パネルの仕様

  • 最大出力:100W
  • 定格電圧:18V
  • 定格電流:5.55A

検証したのは2月上旬の15時頃で天候は晴れ、発電量は75W。時期は違いますが据え置き型のパネルと遜色ない結果となりました。

このパネルは折りたたみにしては作りがかなりしっかりしていて設置もしやすく、持ち運びも楽で使い勝手もよく、価格が高いことを除けば最高です。

 

120W折りたたみ式パネルからの充電

次にsuaoki製で120Wの折りたたみ式パネルを使いました。

パネルの仕様

  • 最大出力:120W
  • 定格電圧:18V
  • 定格電流:6.66A

このパネルにはUSB-AとUSB-Cポートを搭載していて、それぞれQC3.0とPD60Wに対応しています。また、10種類の変換プラグや車のバッテリーを充電するワニ口クリップが同梱された多機能なソーラーパネルです。

ただし、肝心の発電能力はイマイチで、いろいろ角度や方向を調整しても「66W」が最大値でした。

広げた時の大きさは今回検証したパネルの中で一番大きかったので、100Wくらい発電するのかと期待していましたが、据え置き型の小さい方のパネルにも負けるという意外な結果となりました。

 

80W折りたたみ式パネルからの充電

次に80Wの折りたたみ式のパネルを使用しました。

パネルの仕様

  • 最大出力:80W
  • 定格電圧:18V
  • 定格電流:4.44A

このパネルもUSB-AとUSB-Cポートを搭載していて、それぞれQC3.0とPD60Wに対応しています。四つ折りなので折り畳んだ時の大きさはかなり小さくなるため、収納場所に困らないと思います。

発電量は57Wで、120Wの折りたたみ式パネルが66Wだったことを考えると、かなり健闘したと思います。

 

100Wパネル2枚を並列接続で充電

最後に据え置き型のパネル2枚を並列接続して使ってみました。

Ace1500でソーラーパネルを並列接続する時には、専用のアダプターを使います。アダプターには8mmプラグのケーブルが2本挿さります。

タイミングがよかったのか、個別に測定した時の合計より多く「155W」を発電していました。

Ace1500は入力ポートが2つあるので、同じ組み合わせをもう一つ繋ぐと計算上は300Wを越えます。

 

シガーソケットからの充電

シガーソケットからの充電は「105W」でした。ACアダプターほどはありませんが、シガーソケットからこれだけ充電できたら充分です!移動時間も無駄にしません!!

説明書には13時間で満充電できると書いてありました。

 

【まとめ】出力1800Wは快適すぎる!

Ace1500を使ってみて、よかったところとイマイチなところにまとめました。

よかったところ

  • 定格1800Wはほとんどの家電が動く
  • バッテリーは大容量の1488Wh
  • USB-CPower Delivery-PPS対応

  • 充電が早い
  • ソーラーパネルは最大4枚から充電可能

イマイチだったところ

  • ファンの音がうるさい
  • 価格が高い
  • 重い

実際に使ってみると、定格1800Wは これまで使ってきたポータブル電源とは別次元でした。

今まではポータブル電源で使える消費電力の電化製品を用意していましたが、Ace1500はそんなことは気にせず普段家で使っている家電を持ち出せます。

家にいるときと同じ感覚で電化製品を使えるからストレスがありません。

もちろん大容量で何でも動かせるポータブル電源なので、災害時の備えとして役立つと思いますが、個人的には車中泊やアウトドアでの使用時に活躍してくれると思っています。

重量が重いことやファンの音がうるさいことは気になる部分ではありますが、私にとっては今まで出来なかったことを出来るようにしてくれた、画期的なポータブル電源でした。

とにかく出力の制限からの開放は、快適の一言に尽きます!

 

Jackery 社製ソーラーパネル

高変換効率のソーラーパネルを採用しており、折りたたみ式でありながら23%の高い発電効率を実現。金額は高くなりますが安心の純正品はこちら。

 

ちょっとお得なセット

ポータブル電源とソーラーパネルをそれぞれ単体で買うより少しだけお安くなったセットです。

Jackery(ジャクリ)
公式サイトで25%OFF!4月17日23:59終了

 

Jackery その他アクセサリー

Jackeryのポータブル電源から車のバッテリへ充電する時に使うケーブルです。(ジャンプスターターとしての機能はありません)

 

ソーラーパネル用延長ケーブル

SmartTap社製ですが Jackeryでも問題なく使えるMC4コネクタ付ソーラーパネル用の延長ケーブルです。長さは10メートルあるので、まず困ることはないでしょう。

 

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2021/6/17

【Anker PowerHouse II 400 レビュー】災害時を意識したソーラー充電対応ポータブル電源

ポータブル電源の大容量高出力化が進む中、「Anker PowerHouse II 400」は最大出力300W、容量388Whという控えめなスペックで登場しました。 このポータブル電源は「Anker PowerHouse」の後継機種で、コンパクトな本体や2種類のLEDライトを備えていることから、災害時を意識して作られているのかなと思います。 モバイルバッテリーや充電器で実績のあるANKERが作るポータブル電源が、どんな製品でどんな特徴があるのか、比較対象になるであろう「Jackery400」や旧製品の「Po ...

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ガジェット

2021/5/20

【ヤマハ TW-E3B レビュー】純粋に音楽を楽しめるワイヤレスイヤホン

楽器やオーディオ機器で有名な「ヤマハ」のワイヤレスイヤホン「TW-E3B」を購入しました。 1万円以下で買えるワイヤレスイヤホンでありながら、エントリーモデルとは思えないほどクリアで心地いい音を楽しませてくれる「TW-E3B」は、さすがヤマハと言ったところ。 デザインも可愛くてイヤホンでは珍しい6色の色展開も魅力な「TW-E3B」を20日ほど使用したのでレビューしていこうと思います。 目次ヤマハ TW-E3Bのスペックと特徴aptX と TWS Plus 対応で高音質、低遅延、接続安定豊富な6色のカラーバ ...

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ポータブル電源

2021/3/9

【Techoss ソーラーパネル 80W レビュー】スマホもパソコンも直接充電できる折り畳み式ソーラーパネル

今まで折りたたみ式のソーラーパネルは折り畳んでコンパクトにできることだけが特徴で、それ以外は値段が高くて性能面では据え置きタイプの劣化版というイメージを持っていました。 実際に折りたたみ式のソーラーパネルを使ってみると、発電量が高いだけでなく直接スマホやタブレットを充電できる、据え置き型にはない付加価値があることも知りました。 今回は折りたたみ式と据え置きタイプのソーラーパネルとの比較を交えながら、実際の使用感を検証しています。 なお今回使用した「Techoss ソーラーパネル 80W」はメーカー様から提 ...

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家電関係

2021/3/20

【F40C4TMP レビュー】容量25Lのポータブル冷蔵庫をポータブル電源やいろいろな条件下で使ってみた

ポータブル冷蔵庫を購入してからアウトドアでの使用に留まらず、普段の買い物や遠方から生物を買ってこれたりと、思っていた以上に便利に活用していますが、今まで本格的な暑さの中で使ったことがなかったので、残暑が厳しいこの時期にいろいろな条件のもと検証してみました。 目次F40C4TMPの特徴パワフルなコンプレッサー方式バッテリー保護機能が付いている使用中に電源が切れても電源が入ると運転が再開される500mlのペットボトルを立てて入れられる車の中でも家の中でも使えるF40C4TMPの外観F40C4TMPの操作方法車 ...

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ポータブル電源

2021/3/9

ポータブル電源とソーラーパネルを延長ケーブルで繋ぐと電力の損失はどれくらいあるのか?

ポータブル電源にソーラーパネルを繋ぐと手軽に充電できますが、夏場の炎天下や急な雨降りのことを考えると、安心して外に放置しておけません。 そんな時に延長ケーブルを使うとポータブル電源は涼しくて雨のかからない屋内に置いておけるので安心して充電できますが、延長ケーブルを使うと一体どれくらいの電力をロスするのか気になったので、実際に延長ケーブルを使って検証してみました。 目次使ったケーブルはソーラーケーブルとDC8mmケーブルケーブルのスペックソーラーケーブルの特徴DC8mmケーブルの特徴ケーブルの長さの比較検証 ...

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