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ポータブル電源

【NOVOO PowerAdventure 62400mAh 230Wh】低価格で正弦波230Whを実現した実力をレビュー

2019年6月17日

何気なくアマゾンのサイトを見ていたら、正弦波で容量230Whのポータブル電源が、15,999円で販売されているのを発見してしまいました!同じようなスペックの製品は大体2万円を越すものが多いから、かなり安いです。

見た目もポータブル電源によくありがちなゴテゴテしたデザインではなくてスッキリしててかっこいいし評価も悪くない。メーカー名を見ると「NOVOO」

ノボーって読むんでしょうか?聞いたことありません…

「信頼できるメーカーなのかな?」「 買っても大丈夫かな?」

後日覗いてみると、ちょうどセール中で、なんと12,664円!!

「これは買うしかない!」と勢いで買った「Power Adventure 230Wh」が、どんな製品なのかレビューしていこうと思います。

 

 

Power Adventure 230Whの外観

シンプルで使いやすいデザインになっています。家庭用のコンセントとシガーソケットにカバーが付いています。どうしてこういうのが今までなかったのか?

本体は金属製でけっこう重く 3.2kg あります。その分、放熱性はよさそうな気がします。

一見、硬そうな取っ手ですが、実は柔らかい素材でできています。柔らかいといっても、フニャフニャで持ちにくいということは全くありません。

底面には薄いですが、ゴム足がしっかりと取り付けてあります。

充電プラグの差し込みは背面にあります。その下にはファンが2つ付いていて、回る音はそれなりに大きいですが、その分しっかりと排熱してくれそうです。

大きさは長さがちょうど500mmlのペットボトルと同じくらいです。

付属品はアダプターとUSB C to Cケーブルとマニュアル。ソーラーパネルのケーブルまでとは言わないけど、価格に上乗せしてもいいから、シガーソケットからの充電器は欲しかった。

気になるところ

アマゾンに掲載されている写真では、ACの差し込みは3ピンでしたが、実物は2ピンとなっていました。別に困ることは全くないんですけどね…

 

Power Adventure 230Whの特徴

  • 純正の正弦波で、200WのAC出力を実現
  • 出力短絡、過充電、過放電、過熱等の異常を自動検出する安全システム
  • 自動的にバッテリーの電圧や温度を適切に管理し高い安全性を実現
  • PD出力、PD充電が可能で、パソコンの充電器も使える
  • AC、DC、ソーラー、USB-PD の4種類の入力に対応
  • AC、DC、USB-A、USB-C の4種類の出力に対応
  • 12か月間安心保証

 

Power Adventure 230Whの出力性能

Power Adventure は交流100V、直流12V、USBの5VとUSB PDといって大容量の給電パワーを持つType-C(Power Adventureは60W)を備えています。

操作方法は簡単で、使いたい電源の上部にあるボタンを押すだけです。ボタンと差込口は囲ってあるので間違えることはないと思います。

モニターは小さいけど、シンプルで必要な情報がひと目で分かります。画像はACとUSBが使える状態です。使い終わったらもう一度ボタンを押して表示を消します。ちなみに、ACとDCは同時には使えません

 

AC (交流) 出力

AC出力の特徴

  • 電圧:100V
  • 出力周波数:60Hz (固定)
  • 出力 (定格):200W
  • 出力 (瞬間最大):220W
  • 差込口:1個
  • 波形:正弦波
  • 変換ロス:10~15%
  • AC放電時システム保護電圧は最大9.3V、BMS過放電保護の電圧は8.4V

なんといっても正弦波が使えるのが嬉しいです。出力の範囲内であれば、使う電化製品を選ばないのは有り難いです。容量も230Whあるので電気毛布を使わないのであれば、キャンプや車中泊も余裕でこなしてくれると思います。

波形を測定するオシロスコープという機械で調べたところ、きれいな正弦波の波形をしていました。周波数は60Hz固定なので、50Hzの地域の方はあらかじめ、使用する機器が60Hz対応なのか調べておいたほうがいいと思います。

正弦波とは?

ポータブル電源から出力できる交流には、大きく分けて正弦波と修正正弦波(矩形波)の2種類があります。

正弦波の波形は、なめらかな曲線で安定しているので、高品質な電力を供給することができます。また、家庭のコンセントからとれる電気とほぼ同じなので、ほとんどの家電が使えます

それに対して修正正弦波は、ブロック状の直線的な波形をしています。そのため精密機器やモーターを必要とする電化製品、マイコン制御の電気毛布など、波形に依存する製品は使えません

 

実際に動かしてみた電化製品

PowerAdventure 230Whには消費電力が表示されないので、ワットチェッカーを使って測定しました。

LEDの電気スタンドを「強」にした時の消費電力は約10Wで、「中」の時は約6W、「弱」の時は約4Wでした。

「弱」で残量が1メモリになるまでは、30時間点灯させることができて、仮に1日12時間使ったとしても、2日と半日分の明かりを確保することができると思います

LEDスタンドのスペック

  • 出力:12V/1A
  • 消費電力:約10W

ACモーターで動く一般的な扇風機を動かしてみました。正弦波なので、モーターからの異音もなく普通に動きました。

風量を強で動かした時は44W、中で30W、弱で28W、微風で16Wでした。微風で6時間動かした時のバッテリーの残量は、満タンからスタートして3目盛りでした。

PowerAdventure 230Whは、バッテリー残量が%表示されないため、5段階の大雑把な目盛りでしか残量を確認できません。1目盛りは20%ですが、最初の1メモリが けっこう長持ちするので、残量は半分以上減っていると思います。

ACモーター扇風機のスペック

  • 電源:100V 50/60Hz共用
  • 消費電力:30W
  • 羽サイズ:30cm

AC電源ではありませんが、卓上扇風機を風力全開で動かしてみました。

USBも消費電力が表示されないため、USB電流/電圧チェッカーを使って測定しました。

消費電力は4.19Wで、中は2.04W、弱は1.17Wでした。

卓上扇風機のスペック

  • 出力:5V/1A
  • 消費電力 (最大):4W

初期型PS4 + 24インチLEDモニター + スピーカーの組み合わせで、しばらくゲームした時の最大値は160Wくらいでした。最大消費電力を全部足すと281.2Wなので、許容範囲を越えていますが、電源が落ちることはありませんでした。

ずっと160Wで動いたとして、満充電から1時間は動かせる計算です。

PS4と周辺機器の消費電力

  • PS4:最大250W
  • 24インチLEDモニター:最大30W
  • スピーカー:1.2W

一般的なノートパソコンを使ってみたところ、何もしない状態で21W前後、WEBの観覧23~43W、Youtubeの観覧28~30W、フルスクリーン時30~34W、DVD再生時27~30Wでした。

ノートパソコンのスペック

  • CPU:Core i3 2.13GHz
  • 消費電力 (最大):約21W (65W)

その他に動かしてみた電化製品

  • 白熱灯(100W):ラスト1メモリ点滅まで2時間1分
  • 電気毛布(70W):中で6時間動かして残り2メモリ

 

気になるところ

デザインはいいのですが、前面の狭いスペースにスイッチや差し込みを集めたため、大きめのアダプターなどは、隣のUSBに干渉してしまうし、電源本体からはみ出てしまいます。アダプターを逆さまに挿したり、電源に延長コードを繋げばいいのでしょうが、気になるポイントではあります。

気になるところ

また、アダプターなどの大きなものを挿すと、コンセントのカバーの分だけ真っ直ぐに挿せなくなってしまうのも気になりました。

 

DC (直流) 出力

DC出力の特徴

  • 電圧:9~12.6V
  • 電流:10A
  • 最大出力:126W
  • 差込口:1個

一般的にポータブル電源の直流は、充電量が減るに従って電圧が下がります。バッテリーの残量で、電圧がどのように変化するのか表にまとめました。

バッテリー残量 電圧
100% 12.48V
80% 11.8V
60% 11.1V
40% 10.7V
20% 10.53V

火を使うと危険な車の中で、12Vの炊飯器を車のエンジンを切った状態で使えると便利だと思うので、実際にご飯を1合炊いてみて、どうなるのか検証してみました。

お知らせ

最初、2合で炊こうと思っていたのですが、シガーソケットから電源を取る炊飯器では、12Vを下回ると炊飯時間が非常に長くなったり炊けなかったりするそうなので、検証は1合で炊くことにしました。

1合の場合、だいたい30分位で炊きあがるとアマゾンのレビューに書いてあったのですが、1時間5分もかかりました。

炊きあがりは、表面は一部分パサついたところがあって、底は軽くお焦げがありました。味は可もなく不可もなくといったところでした。PowerAdventure 230Whでご飯を炊く場合は、1合までにしておいた方がよさそうです。

ポータブル電源の残量は一メモリ減って、電圧は11.52Vまで下がっていました。Power Adventureだけでなく多くのポータブル電源は、バッテリーの残量が減るとDCの電圧も下がるので、シガーソケットから電源を取る炊飯器との相性はよくないと思います。

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USB出力

USB-A出力の特徴

  • 電圧:5V
  • 電流:6A (ポートあたり最大2.4A)
  • 最大出力:12W
  • 差込口:3個

USB-C PD出力の特徴

  • 電圧:5V、9V、12V、15V、20V
  • 電流:3A
  • 最大出力:60W
  • 差込口:1個
とにかくUSB-PDに対応しているところに、魅力を感じました。充電にも対応していて、AC、DC、ソーラーを含めて一番早く充電してくれます。

バッテリー容量 2716mAh のiPhone X をバッテリー残量20%からPD充電を開始しました。8.87V X 1.71A = 約15.2Wで充電しています。

30分で68%まで充電できました。かなりの急速充電です!!これなら車に積んでおいて、ちょっとした移動の時間でも、かなりの電力を回復してくれることでしょう!(夏場の車内は40度以上になるため注意が必要です。)ちなみに90%までは1時間、満タンまでは1時間50分かかりました。

TYPE-Cだけでなく、TYPE-AのUSB端子も優秀で、それぞれ最大5V/2.4Aで、3口同時に使っても5V/2Aで給電してくれます。

USB-AはスマートICを内蔵しています。(スマートICとは過剰な電流が流れるのを防ぎ、端末ごとに最適な急速充電を安全に実行してくれる仕組みです。)

TYPE-Cの時と同じように、iPone X をバッテリー残量20%から充電を開始しました。5.16V x 1.94A = 約10Wで充電しています。

30分で52%、80分で90%、2時間で満タンにできました。TYPE-Aでも充分早く、iPhoneに付属していた5Wの充電器とは大違いです!

 

Power Adventure 230Whの充電性能

Power Adventure は、AC、DC、ソーラーパネル、USB-PD の4つの方法で充電することができます。USB-PDとDCポートから同時に充電した場合、DCポートが優先されます。

注意ポイント

パススルー充電には対応していません。充電しながら給電できない仕組みになっています。パススルー充電が可能と謳っている製品でも、マニュアルには電池の寿命を長くしたい場合は控えるように書いてあるので、Power Adventureの仕様は、個人的にはいいと思います。

バッテリーの仕様

  • バッテリータイプ:リチウムイオン
  • 容量:230Wh (62400mAh)
  • 電圧:3.7V
  • 使用温度:0度~40度

 

ACアダプターからの充電

アダプターの仕様

  • 入力:AC100~240V、50Hz/60Hz、1.3A
  • 出力:DC18V、2A
  • 充電時間:約7時間30分で満充電 (MAX37.8W)

充電中、モニターには充電マークが表示されます。ソーラー充電とシガーソケットからの充電も同じように表示されます。

充電中にアダプターの一部がけっこう熱くなりました。全体的には40~50度くらいだったのですが、一部分が57度を越えました

充電中にアダプターが熱くなることをメーカーに問い合わせたところ、具体的な温度の明示はありませんでしたが、「使用中表面が熱くなることがあるが、異常ではない」という回答をいただきました。

気になるところ

アダプターにPSEのマークが明記してありましたが、会社名も検査機関も明記されていませんでした。(PSEとは電気用品安全法といって、事故を未然に防ぐために設けられた基準。2019年2月以降 PSEマークのないものは製造、輸入、販売ができなくなりました)

 

ソーラーパネルからの充電

純正のソーラーパネルが存在しないため、suaoki社製の50W単結晶のソーラーパネルを使用して充電しました。

チャージコントローラーとパネルの仕様

  • 制御方式:PWM方式
  • 入力:12~18V / 2A
  • 使用パネル:SUAOKI / 50W / 17V / 2.94A
  • 充電時間:6時間で2メモリ (晴れと曇りが半々くらい)

Power Adventure にはソーラーパネルと繋ぐケーブルは付属されていないので、アマゾンで購入しました。レビューの中でプラスとマイナスの極性が反対になっていて、切断して繋ぎ直したという意見を何件か見かけましたが、Power Adventure に繋ぐ場合は、無加工で使うことができました。

ケーブルの色とコネクターのプラスとマイナスの表記が間違っているので紛らわしいですが、赤いほうにマイナスの電気が流れます。

ソーラーパネルからの充電をやってみて感じたことは、天気がいいと思った日でも、案外雲はあって、パネルの性能をフルに発揮させられる時間は短いものだということでした。思ったほど充電できませんでした。

 

USB-PDで充電

USB-PDの仕様

  • 入力:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A
  • 最大:60W
  • 充電時間:約5時間で満充電 (MAX57.3W)

とにかく充電が早くて、約5時間で満充電にしてくれます。パソコンの充電器が使えるのも便利で、私はいつもUSBで充電しています。

 

シガーソケットからの充電

こちらも標準で付属されていなかったので、別途購入しました。

どれくらいで充電されているか表示されないので、他のポータブル電源のシガーソケットから電源をとったところ、24Wで充電されていました。単純計算で 0から満タンまで10時間くらいでしょうか?

 

「Power Adventure 230Wh」レビュー まとめ

もともと勢いで買ったこの商品が、実際に使ってみてどうだったか、よかったところと気になったところをまとめました。

よかったところ

  • 正弦波が使える
  • USB PDで給電と充電ができる
  • 高い安全性能
  • 価格が安い
  • 他にないデザイン

気になったところ

  • 大きなアダプターを挿すとUSBに干渉してしまう
  • ACとDCの同時使用不可
  • シガーソケットからの充電器が同梱されていない

 

レビューの中で何度も言いましたが、USB PDの給電と充電に対応しているところが気に入りました。USBは、TYPE-CもTYPE-Aも給電能力の高いもので、同時に何台もスマホに充電するような状況でも、充分こなしてくれる性能だと思います。

ポータブル電源を探していて、PD充電対応の機器を持っているけど、PD充電器を持っていない人にもオススメで、それが1万円の中盤で買えることはすごいことだと思います。

気になる点は何箇所かありましたが、それ以上に気に入ったところの満足度が非常に高い製品でした。

 

 

今回使用した機器

 

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