アマゾンや楽天のポータブル電源の売上で、常に上位にランクされている suaoki製品ですが、中でも人気の高い製品にG500があります。
特徴は大容量高出力で、ソーラー発電の性能が高く、USB出力の性能が高いという非の打ち所のないスペックですが、実際に使ってみてどうなのか?良かったところと気になったところを検証していきます。
suaoki G500の特徴
- ソーラーパネルからの発電を最大効率で引き出せる
- 正弦波・500Whの大容量
- ACの周波数を50Hzと60Hzに切り替えられる
- 高い安全性能
- 2年間の長期保証
suaoki 製品はソーラ発電の性能が高く、G500も他社製品と比べて頭一つ抜けています。停電が長引く状況を想定したとき、発電効率の高さはポータブル電源を選ぶ際の重要な要素になると思います。
ソーラーパネルからの発電を最大効率で引き出せる
ソーラーパネルで作られた電気を適切にバッテリーに保存する装置にチャージコントローラーがありますが、G500が採用している発電効率の優れたMPPT方式と、発電効率の劣るPWM方式があります。
上の写真は分かりにくいかもしれませんが、100Wのパネルで81Wも発電しています!
ACの周波数を50Hzと60Hzに切り替えられる
G500はポータブル電源では珍しく、周波数を50Hzと60Hzに切り替えができます。
最近の電化製品なら、どちらの周波数にも対応しているとは思いますが、それでも周波数が変えられると普段使っている電化製品を安心して使えます。
高い安全性能
- 三元系リチウムイオン電池を使用
-
寿命や熱安定性で優れ、安全性が求められる電気自動車でも多く使われている三元系リチウムイオン電池を使用しています。
- 世界の安全基準をクリア
日本の電気用品安全法(PSE)をはじめ、ISO9001、UN38.8など世界基準の様々な安全規格、品質テストに合格。さらに、温度検査、衝撃検査、摩耗検査、落下テストを実施するなど、徹底的に安全性を追求しています。
- 独自バッテリーマネジメントシステム
-
負荷、加熱、短絡完全保護のバッテリー保護機能を搭載。また、本体をぶつけたりして大きなダメージを受けた場合でも、1千万分の1秒の速さで電池内部のショートを防いでくれます。
2年間の長期保証
ポータブル電源は頻繁に買い替えられるものではないので、2年間の長期保証があるのは有り難いです。24時間以内に対応してもらえる安心のサポートも心強い!
suaoki G500の外観
液晶画面やスイッチや差し込み類はよく考えて配置されていて、大きなアダプターを挿してもスイッチや隣のUSBに干渉することはなさそうです。
両側面には通気用のダクトが取り付けてあって、ファンが勢いよく回った時は それなりに大きな音がします。
背面には何もありません。それほど大きくは感じませんが、重さは6.8kgあるので結構ズッシリします。取っ手を畳むと上面が平らになって物が乗せられるので、車で運ぶときや収納するときに助かります。
底面の四隅にはゴム足がついていますが、本体の大きさの割には小さめです。
収納式の取っ手はしっかりとして持ちやすいものの、畳んだ時に収まりがよすぎて取り出しにくいときがあります。
ペットボトルとの比較になります。
だいたい2Lのペットボトル4本より少し大きいくらいです。
- ACアダプター
- シガーソケット用充電ケーブル
- ソーラーパネル充電用MC4ケーブル
- マニュアル
MC4ケーブルも同梱されているから、あとはソーラーパネルを用意するだけでソーラー充電できます。
suaoki G500の出力性能
suaoki G500は、交流100V、直流12V、USB TYPE-AとTYPE-Cが使えます。ただし、USB-CポートはPD充電には対応していません。suaokiさんにはもう少し頑張ってほしかった…
- 本体の電源ボタンを長押し
- 使いたい電源ボタンを長押し
使える状態の時はボタン横のLEDが緑色に点灯して、すべての出力は同時に使えます。
電源を入れたままにしておくとインバーターが電気を消費し続けるので、使い終わったら必ず電源は切っておきましょう。
もう少し頑張ってほしいディスプレイ
使用中に本体の電源ボタンやACやDCのボタンを押すと、モニターがしばらく点灯します。色がきれいで屋内では見やすいのですが、太陽光の下ではけっこう見辛いです。
モニターにはバッテリー残量が表示されますが、%で表示されるのではなく低価格帯のポータブル電源によくある5段階表示の大雑把なものなのは残念です。
%表示が完璧に正確とは思いませんが、あとどれくらい使えるか予測しやすく、電気のやり繰りがしやすいので、せめて10%刻みにしてほしかったです。
%表示に慣れてしまうと、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
AC (交流) 出力
AC出力の仕様
- 電圧:110V(正弦波)
- 出力周波数: 50Hz / 60Hz (切替可能)
- 出力 (定格):300W(瞬間最大:600W)
- 差込口:2つ
- 最大効率 ( >70%負荷 ):91%
AC出力の波形を測定
AC出力の波形を測定器を使って確認したところ、きれいな正弦波をしていました。G500が他のポータブル電源と違うところは、周波数を50hzと60hzに切り替えられるところです。(切り替えの手順は後の項目で説明しています)
正弦波とは?
ポータブル電源から出力できる交流には、大きく分けて正弦波と修正正弦波の2種類があります。
- 正弦波
-
正弦波の波形はなめらかな曲線で安定しているため、高品質な電力が供給できます。また家庭のコンセントからとれる電気とほぼ同じなので、ほとんどの家電が使えます
- 修正正弦波
-
それに対して修正正弦波はブロック状の直線的な波形をしています。そのため精密機器やモーターを必要とする電化製品、マイコン制御の電気毛布など波形に依存する製品は使えません。
suaoki G500の波形は正弦波なので、出力の範囲内であればほとんどの家電が動かせます。
50Hzと60Hzの切替手順
本体の電源を入れる
ACボタンとDCボタンを同時に長押しして表示を変える
ACボタンを長押しして周波数を変更(初期設定は60Hz)
ACボタンとDCボタンを同時に長押しして、最初の画面に戻ると変更が確定される。一度設定を変更すると次に変更するまで電源を切っても引き継がれます。
G500を使って電化製品を動かしてみた
実際に G500を使って電化製品をどれくらい動かせるのか検証しました。
ポータブル冷蔵庫
暑い時期にはアウトドアから普段の買い物まで活躍する 25リットルのポータブル冷蔵庫です。
- DC対応電圧:12V/24V
- AC対応電圧:100-240V、50/60Hz
- 定格消費電力:35W
- 冷蔵庫内サイズ:幅350mm x 奥行246mm x 高さ273mm
室温25度、冷蔵庫の出力設定は「MAX」温度設定は一番低い「-22度」で6時間動かした時の経過を表にまとめました。
経過時間 | 消費電力 | 庫内温度 | バッテリー残量 |
---|---|---|---|
0分 | 74W | 24度 | 5目盛り |
30分 | 55W | -5度 | 5目盛り |
1時間 | 51W | -12度 | 5目盛り |
1時間30分 | 49W | -16度 | 4目盛り |
2時間 | 47W | -18度 | 4目盛り |
3時間 | 45W | -19度 | 3目盛り |
4時間 | 45W | -20度 | 3目盛り |
5時間 | 46W | -18度 | 2目盛り |
6時間 | 45W | -18度 | 1目盛り |
ポータブル電源のACから電源をとった場合、DC → AC → DCという具合に、直流と交流を2回も変換するので、どうしてもロスが多くなります。6時間動かした時のバッテリーの残量は、1目盛りまで減っていました。
常温で保管していた500mlのペットボトルを左右と真ん中に3本立てて入れていましたが、壁側2本はかなり凍っていました。冷却部材が側面に仕込まれているためよく冷えます。
よく冷やしたいものは側面に、冷やしすぎたくないものは中央に配置するのがいいと思います。
冷蔵庫は設定温度になると運転を休止する仕様なので、家の冷蔵庫と同じ「5度」くらいで運用した場合、消費電力はもっと抑えられると思います。
ちなみに、この冷蔵庫は500mlのペットボトルはもちろん、1Lの牛乳パックやコーヒーのペットボトルも立てて冷やせます!
石油ファンヒーター
室温14度、設定温度18度でファンヒーターを動かしてみました。
- 最大消費電力:390W(点火初期に短時間発生)
- 定格消費電力:129W(大火力時)
- 定格消費電力:62W(小火力時
運転開始時の消費電力は「460W」を超えていました。
瞬間最大出力が600Wあるとはいえ、定格の最大出力が300Wなので途中で止まるのかと思いましたが、常に400Wを超えていたわけではなかったので、その後も問題なく動きました。
燃焼が落ち着いてくると、消費電力は16~180W前後を行ったり来たりしていたので、運転開始直後さえ乗り切れば十分使えると思います。運転時間は、1メモリになるまで4時間動かせました。
思ってた以上に電力消費が激しかったです。
消費電力10WのLEDスタンド
- 出力:12V/1A
- 消費電力:約10W
LEDスタンドを光量別に消費電力を計りました。
光量 | 消費電力 |
---|---|
弱 | 5W |
中 | 8W |
強 | 12W |
出力「弱」で24時間点灯させた時の残量は2目盛り(2目盛りになってすぐ)でした。
5段階の残量計は1目盛りが20%もあるので、2目盛りになって直ぐなのか、1目盛りに近い2目盛りなのかで大きな違いがあります。「%」表示のポータブル電源と比べて残量管理はやりにくいです。
次期モデルでは是非改善していただきたい
ACモーターで動く扇風機
- 電源:100V 50/60Hz共用
- 消費電力:30W
- 羽サイズ:30cm
ACモーターで動く一般的な扇風機を使ってみました。G500のACは正弦波なのでモーターからの異音もなく動きます。
出力 | 消費電力 |
---|---|
微風 | 27W |
弱 | 30W |
中 | 32W |
強 | 45W |
微風で6時間動かした時のバッテリーの残量は、満タンからスタートして3目盛りでした。
USB卓上扇風機
- 出力:5V/1A
- 消費電力 (最大):4W
AC機器ではありませんが、USB卓上扇風機を動かしました。
風量 | 消費電力 |
---|---|
弱 | 1.16W |
中 | 2.11W |
強 | 4.16W |
風量「弱」で48時間動かした時のバッテリー残量は3目盛りでした。消費電力が少ないので、かなり長い時間使い続けられます。
「弱」でも風量はそこそこあるので、枕元に置いておけば寝苦しい夜でも十分暑さをしのげると思います。
マキタの充電器
- 充電器入力:AC100V 50-60Hz 410VA
- 充電器出力:DC7.2-18V / 9A
- バッテリー型番:BL1830
- バッテリー仕様:DC18V / 3.0A h / 54Wh
マキタの充電器は使えないというのをどこかで見た記憶があったのですが、問題なく充電することができました。
PLAYSTATION4 + 24インチLEDモニター + スピーカー
- PS4:最大250W
- 24インチLEDモニター:最大30W
- スピーカー:1.2W
初期型PS4 + 24インチLEDモニター + スピーカー の組み合わせで、しばらくゲームした時の最大値は150Wくらいでした。全部足しても281.2Wなので充分許容範囲です。
ずっと150Wで動いたとすると、満充電から2時間40分くらいは動かせる計算です。
dynabook 15インチノートPC
- CPU:Core i3 2.13GHz
- 消費電力 (最大):約21W (65W)
一般的なノートパソコンをいろいろな状況で使ってみました。
用途 | 消費電力 |
---|---|
WEB観覧 | 30~50W |
Youtube視聴 | 32~35W |
Youtube (フルスクリーン) | 34~37W |
DVD再生 | 31~33W |
DVDの再生は光学ドライブを動かすので、もっと消費電力が多いと思っていたので意外な結果となりました。
その他に動かした電化製品
- 白熱灯(100W):残量が1目盛りになるまで3時間4分
- 電気毛布(70W):中で6時間動かして残量が2目盛り
DC (直流) 出力
DC出力の仕様
- 電圧:12V
- 電流:10A
- 最大出力:120W
- シガーソケット:1個
- DCポート:2個
- DCコンバーター変換ロス:6%
一般的にポータブル電源の直流は、充電量が減るにつれて電圧が下がります。バッテリー残量で電圧がどのように変化するのかまとめました。
バッテリー残量 | 電圧 |
---|---|
100% | 12.89V |
80% | 12.87V |
60% | 12.88V |
40% | 12.88V |
20% | 12.88V |
走行中の車と比較すると少し低いですが、常に12.8Vを上回っています。これなら12V用の電化製品を安定して使えるはず!
ということで、バッテリー残量「2目盛り」の状態から車用の炊飯器でご飯を1合炊いてみました。
炊きあがるまでだいたい35分。
電圧が下がていくポータブル電源では、炊飯時間が非常に長くなったり炊けなかったりしますが、炊きムラもなく粒状感も失われていませんでした。
電圧は1目盛りになっても12.88Vをキープしていました!
味は家で炊いたご飯には及びませんが、G500と車用炊飯器は非常時にも役立つ組み合わせだと思います。
USB出力
USB出力の仕様
- 電圧:5~12V
- 電流:3A
- 最大出力:18W
- 差込口:TYPE-A 2口 / TYPE-C 1口
USBはTYPE-AとTYPE-Cが使えますが、TYPE-CはPD充電には対応していません。
- Apple2.4A
- USB-DCP-5V-1.5A
- QC2-9V-12V、QC3
- Samsung-AFC-9V-12V
- Huawei-FCP-9V-2A
クイックチャージに対応したスマホをUSB TYPE-Aポートに繋いだところ、約16.2Wで給電していました。
ポータブル電源のUSBにしてはかなり優秀な数値です!
iPhone Xを「USB-C to ライトニングケーブル」でTYPE-Cポートに繋いだ時は、約8.7Wで給電していました。
USBの弱点はカーチャージャーで解消
G500はPD充電には対応していませんが、カーチャージャーを使えば解消できます。
「Macbook Air 2019モデル」を繋いだところ、約28.7Wで給電していました。
本体に付属の充電器と遜色ない数値です!
後から出力アップができないAC出力とは違い、USB出力は普段あまり出番のないシガーソケットを使って手軽にパワーアップできます。
ポーチの中に1つ入れておくと、かなり重宝すると思います
suaoki G500の充電性能
G500は、AC、DC、ソーラーパネルからの充電に対応していて、充電中は緑色のLEDが点灯します。完了すると自動で充電を終了してくれるので、過充電の心配がありません。
▶ バッテリーの仕様
- バッテリータイプ:リチウムイオン
- 容量:500Wh (137,700mAh)
- 出力可能温度:0度~40度
- 充電サイクル:約700回
充電サイクルとは?
よく勘違いしがちなのが充電した回数で、これは間違い。
「充電サイクル」はバッテリー容量を100%消費した時点で1回とカウントされます。
例えばバッテリー容量が100%の状態から50%を消費した後、100%まで充電したとします。この時点では1回とはみなされず、そこから更に50%消費した時点で1回とカウントされます。
G500を1週間に1サイクルのペースで使用した場合、13年以上も使える計算です。
パススルー充電について
G500は充電しながら給電するパススルー充電が可能ですが、バッテリーの劣化を招くので特別な場合を除いて やらないほうがいいでしょう。
ACアダプターからの充電
- 入力:AC100~240V、50Hz/60Hz、1.8A
- 出力:29.4V、3A
充電は本体のDC入力ポートにケーブルを挿して、アダプターをコンセントに挿すだけ。バッテリー残量1目盛りから5時間11分でフル充電できました。(最大87W)
ただし、充電中のACアダプターはかなり熱くなります。
アダプターの許容範囲は70度ですが、夏場は一番熱いところで上限に近づきます。
いくら許容範囲内といっても70度近くになると、ずっと触っていられないくらい熱いし「このまま放っといて大丈夫?」と不安になるくらいの熱さなので、卓上扇風機で冷やしてみました。
結果、一気に20度くらい下がりました!
効果絶大です!
G500だけでなく、入力が80Wを超すようなアダプターを暑い時期に使用すると、どれも70度手前まで熱くなるので、涼しい部屋かアダプターを冷やしながら充電することをオススメします。
ソーラーパネルからの充電(100W)
ソーラー発電は、ECO-WORTHY社製の100Wのパネル(据え置きタイプ)を使用しました。
- 制御方式:MPPT方式
- 入力電圧:14~40V
- 入力電流:10A(最大)
- 使用パネル:ECO-WORTHY / 100W / 18V / 5.55A
このパネルはフレキシブルタイプや折りたたみ式と比べると重くて持ち運びには不便ですが、雨ざらしにしても大丈夫なところと安さが魅力です。
同じ100Wの純正パネルは、フレキシブルタイプで19,800円、折りたたみ式にいたっては24,000円もします…(アマゾンでの比較)その点、ECO-WORTHYは 10,000円というお手頃価格!しかも5年品質保証!
重量は9kgあるので分厚くてかさばりますが、もともと災害時の備えとして購入しているので持ち運ぶことを重要視していないし、ガレージから外に出すくらいは苦になりません。
逆にその重さが、少々の風でもびくともしないというメリットになります。
※純正品以外のソーラーパネルの使用は自己責任でお願いします。
suaoki G500 の発電性能
検証したのは6月9日の14時50分頃、天気は快晴。写真では見辛いですが、81W発電していました。同じ条件で充電した「Jackery 400」は60Wだったので結構な違いです。
G500にはMPPTチャージコントローラーといって、ソーラーパネルからの発電を最大効率で充電する機能が備わっているので、PWM方式と比較して 35%も多く発電していました。
停電が長引いた場合、昼間に多くの電力を回復させることができるポータブル電源が重宝すると思います。
ソーラーパネルからの充電(50W)
suaoki純正フレキシブルタイプで50Wのソーラーパネルを使って充電してみました。
- 最大出力:50W
- 定格電圧:17V
- 定格電流:2.94A
このパネルはフレキシブルタイプなので かなり軽くて1.2Kgしかありません。その分ペラペラで、ちょっと風がきついと動いてしまいます。使う時はペグを打つか どこかに固定したほうがいいと思います。
発電量は100Wパネルのちょうど半分の40Wでした。
G500の充電性能からすると まだまだ余裕はありますが、発電量の少ないパネルからでも充電できることが確認できました。
12V車のシガーソケットからの充電
ここまで G500のいいところばかり書いてきましたが、唯一の弱点をあげるとすれば、12Vのシガーソケットからの充電性能です。
発電量は、なんと「7W」!(私の環境の場合)
ソーラー発電の性能が良すぎるので、この落差は大きいです。しかも12V車では満充電にすることすらできません。
まぁ7Wの発電量ではどれくらいかかるか見当もつきませんが…
そんな12V車でもカーインバーターとACアダプターを使うことで、車の中でも充電できるようになります。私は300Wのインバーターを使って充電しましたが、いつもと同じように充電できました。
写真では分かりにくいかもしれませんが「78W」で充電中です。
12V車からの充電にはもう少し頑張ってほしかったです
24V車のシガーソケットからの充電
アマゾンのレビューを見ると、24V車なら入力の限界値の150W付近で充電されると書いてあるのを何件か見たので、友達のトラックで検証してきました。
結果はレビューに書いてあった通り「上限手前の147Wで充電されていました!」
G500にとって24V車からの充電は、最強の充電方法です!
この結果を踏まえて考えると、移動中に充電して休憩の時に扇風機を動かしたり電気毛布を使ったり、長距離トラックのドライバーの方と相性のいいポータブル電源かもしれません。
高いレベルでまとまったポータブル電源
G500を実際に使ってみてどうだったのか、よかったところと気になったところにまとめました。
- 太陽光発電の性能が高い
- 500Wh / 300Wの大容量・高出力
- 正弦波なのでほとんどの精密機器が問題なく使える
- ACの出力が50Hz/60Hzに切り替え可能
- 付属品が充実している
- バッテリー残量が%表示されない
- 12V車からの充電が貧弱
G500を使って一番印象に残ったのはソーラー発電の性能の高さです。
ポータブル電源はレジャーでの使用以外に災害時にも役立つ製品として注目されています。停電が長期化するような場合、夜に使った電力を昼間により多く回復させられるG500は、非常時の備えに適したポータブル電源だと思います。
欠点といえば12V車からの充電性能くらいしかなく、その欠点も解消できるものです。それ以外の性能は高いレベルでまとまっていて、G500は誰にでもオススメできるポータブル電源です。