使ってよかったものとか気になっているものを紹介しています

【Anker PowerHouse II 400 レビュー】防災の備えに適したソーラー充電対応ポータブル電源

ポータブル電源の大容量高出力化が進む中「Anker PowerHouse II 400」は最大出力300W、容量388Whという控えめなスペックで登場しました。

モバイルバッテリーや充電器で実績のあるANKERが作ったポータブル電源が、どんな製品なのか?比較対象になるであろう「Jackery400」や旧製品の「PowerHouse」とも比較しながらレビューしていきます。

目次

Anker PowerHouse II 400の特徴

  • 用途によって使い分けができるLEDライト
  • 8台同時給電、合計出力516W
  • 4時間の高速充電
  • ソーラー発電はMPPT方式
  • 安心のサポート

PowerHouse II 400 はバッテリー容量こそ従来モデルより少し減ってはいるものの、ACの出力アップやUSB-Cポートの追加など、前モデル以上に使いやすいポータブル電源に進化しています。

用途によって使い分けができるLEDライト

Anker PowerHouse II 400には側面と背面にLEDライトが搭載されています。

側面のライトは直線的な光で遠くの物を照らす懐中電灯のような用途に向いています。

上の写真は真っ暗な部屋で3メートルくらい先を「強」で照らした時のもので、非常用としては充分な明るさです。光量はスイッチを押すたびに「弱・強・フラッシュライト」に切り替わります。

背面のライトは手前を広く照らす暖か味のある光で、光量は3段階に調整可能。食事をとったり何か書いたりするのには充分な明るさです。

さらに天井に向けて照らすと、ぼんやりと部屋全体が明るくなります。(天井が白色の場合)

普段の照明と比べるとかなり暗いですが、部屋で過ごすのに困らないくらいの明るさは確保できます。上の写真は光量「中」で照らしています。

それぞれのライトを残量100%から12時間点灯させた時の残量

側面LED「強」背面LED「中」
96%94%

以前、別のポータブル電源で消費電力の低い電化製品を使った時に、バッテリー残量が正確に表示されないことがありました。PowerHouseが同じとは限りませんが、計算上は約200時間も点灯させられます。

コナンティーノ

実際に200時間も持たないにしても、消費電力が「3W」なので長持ちすることに変わりはあません

8台同時給電、合計516W出力

出力はAC100V、USB-A、USB-C、シガーソケット、DCポートがあり、同時に8台のデバイスに最大516Wで給電できます。

各ポートの出力の最大値
  • AC:300W
  • USB-A:36W (3口の合計)
  • USB-C:60W
  • シガーソケット + DCポート:120W

ACとシガーソケットでUSB充電器を使えば、同時に10台のスマホの充電も可能。

シガーソケット用のデバイスを使わない時は、カーチャージャーを装着してPD充電対応のUSBポートを増やして使うのがオススメ!車でも使えるからかなり重宝します。

最短4時間の高速充電

本体への充電は付属のACアダプターかUSB-PDに対応した充電器を使いますが、同時に使うとバッテリーが空の状態からフル充電まで4時間に短縮できます。

バッテリー残量20%から100%までの時間を比較

充電時間経過時間
ACアダプター5時間27分
PD充電器6時間24分
ACアダプター + PD充電器3時間28分

ポータブル電源は給電性能が重視されますが、それと同じくらい本体の充電性能も重要と思っているので、2系統からの充電に対応しているのは嬉しい仕様です。

ソーラー充電は発電効率の高いMPPT方式

大容量のポータブル電源でも停電が長引くと、そのうち残量が無くなります。

そんな時に便利なのがソーラー充電です。

PowerHouse II 400は高効率のチャージコントローラーを内蔵しているので、ソーラーパネルで発電された電力を最大効率で充電できるようになっています。

チャージコントローラーについて

ソーラーパネルで作られた電気をバッテリーに保存する装置にチャージコントローラーがありますが、最大効率で充電できるMPPT方式と、一定効率でしか充電できないPWM方式があります。PowerHouse II 400は発電効率の高いMPPT方式を採用しています

コナンティーノ

夜に使った電力をできるだけ昼間に回復したいので、この違いは大きいです

安心のサポート(不具合発覚から交換まで)

実は私の PowerHouse II 400は2台目で、1台目は不具合があったため交換してもらいました。不具合のある製品に当たってしまったことは残念ですが、その後の対応は手厚いものでした。

不具合発覚から交換までの流れ

  1. 不具合の可能性に気付いたのは12月27日。世間は正月モードで返事は年明けになると思いつつもメールを送信。
  2. 翌日メールが返ってきて、何通かやり取りしているうちに製品に不具合があると確信。その旨を伝えると返金対応すると回答。
  3. 返金よりも製品を交換してもらいたいと伝えて交換手続き開始。この時点で12月29日。
  4. 翌日メールが届いて、発送の手配が完了した後、3~4営業日で到着するとのこと。
  5. その後12月31日に発送、1月1日に到着。

まさか年末年始に対応してもらえるとは思ってもみなかったので嬉しい誤算でした。また購入前から購入後も製品についての質問に丁寧に答えてもらえたことも助かりました。

コナンティーノ

こういったサーポートは頼もしく、ANKER製品に人気があるのもうなずけます

Anker PowerHouse II 400のスペック

「PowerHouse II 400」と比較対象の「Jackery400」と「PowerHouse」のスペックを比較しました。

PowerHouse II 400Jackery400PowerHouse
バッテリー容量388.8Wh409.5Wh434Wh
サイズ25.5 x 14.8 x 13.9cm23 x 13.5 x 16cm20 x 16.5 x 14.5cm
重さ4.62kg3.6kg4.2kg
AC出力110V / 300W100V / 200W110V / 200W
USB-A3口2口4口
USB-C1口
シガーソケット12V / 10A12V / 10A12V / 10A
動作温度-20~45度-10~45度不明

個人的に感じた大きな違い

  • AC出力がAnker製品の110Vに対してJackery400は100V
  • PowerHouse II 400の最低動作温度が-20度

一般家庭の電圧に近いJackery400は、日本の電化製品に優しく、-20度から動作するPowerHouse II 400 は、寒い環境で使用する場合、大きな違いになると思います。

Anker PowerHouse II 400の外観

本体正面にすべての差込口が配置されていて、ACプラグとシガーソケットはカバー付き。情報表示のモニターは大きくて視認性も良好。

右側面にはLEDライトと通気口があります。反対側は通気口のみ。ファンの音はすごく小さい。

背面のLEDライトは暖色系の暖かい光を放ちます。

取っ手はしっかりしていて持ちやすいものの、折り畳めないため物が乗せられません。ただし側面のライトを懐中電灯のように使う時は、光を思った方向に向けやすくて使いやすい。

底面には大きなゴム足が付いていて、斜面に置いても滑りにくくなっています。

ACの差し込みに大きなアダプターや充電器を挿すと電源ボタンやモニターの一部が隠れてしまいます。大して困りませんが挿し込む前に電源を入れておきましょう。

Jackery400とのサイズを比較。どちらもコンパクトですが、取っ手が折り畳めないPowerHouse II 400の方が大きいです。

横幅はほぼ同じ。重さはJackery400の4.1kgに対してPowerHouse II 400は4.62Kgあります。

付属品はACアダプター、USB-C to Cケーブル、USB-A to Cケーブルとマニュアルのみ。ソーラーパネルとシガーソケットに繋ぐケーブルは付属しない。

Anker PowerHouse II 400の出力と操作方法

PowerHouse II 400 は交流100V、シガーソケット、USB-A、USB-C(PD充電) が使えます。

直感的で分かりやすい操作方法

  • ACとシガーソケット:差し込みの上にあるボタンを押す
  • USBポート:ポートにケーブルを挿すだけ

使える状態の時はボタンのLEDランプが点灯して、すべての出力は同時に使えます

使い終わったらもう一度ボタンを押してランプを消しておかないとインバーターが電気を消費し続けるので、必ず電源は切っておきましょう。

気になったところ

出力は他のメーカーのように電源を長押しで切れるタイプではなく、モニターが点いている時に使用中の出力のボタンを押すだけで電源が落ちてしまいます

コナンティーノ

炊飯器のように途中から再開できないような電化製品を使っている時は気になります

視認性の高い大型モニター

バッテリー残量は大きな数字と5段階表示で分かりやすく、モニター右側には消費電力と使用可能時間が表示されます。ただしこの時間はあまり当てになりません。

モニターは電源ボタンを押すとしばらく点灯します。コントラストがはっきりしていて屋外でもそこそこ見やすいですが、Jackery400の液晶ほどの視認性はありません

AC (交流) 出力

AC出力の仕様

  • 電圧:110V
  • 出力周波数:50Hz / 60Hz
  • 出力 (定格):300W
  • 出力 (瞬間最大):600W
  • 差込口:1口
  • 波形:正弦波

AC出力はこの価格帯のポータブル電源ではもはや当たり前の正弦波で、PowerHouse II 400の場合、周波数を50hzと60hzに切り替えができます。(切り替えの手順は後の項目で説明しています)

正弦波とは?

ポータブル電源から出力できる交流には、大きく分けて正弦波と修正正弦波の2種類があります。

正弦波

正弦波の波形はなめらかな曲線で安定しているため、高品質な電力が供給できます。また家庭のコンセントからとれる電気とほぼ同じなので、ほとんどの家電が使えます

修正正弦波

それに対して修正正弦波はブロック状の直線的な波形をしています。そのため精密機器やモーターを必要とする電化製品、マイコン制御の電気毛布など波形に依存する製品は使えません。

PowerHouse II 400 は正弦波なので、出力の範囲内であればほとんどの家電が動かせます

50Hzと60Hzの切り替え方法

周波数の変更手順は簡単で、DC出力とUSB出力のボタンを同時に押すだけ。

変更が完了するとモニターに周波数が表示されます。設定は次に変更するまでは電源を切っても引き継がれます。初期設定は60Hz。

最近の電化製品なら気にしなくても大丈夫だとは思いますが、中には周波数に依存する製品もあるので、切り替え機能があると安心です。

ACの電圧は100Vではない

PowerHouse II 400のACはスペック上110Vですが、実際に計ってみると「113.6V」ありました。

今まで110Vのポータブル電源使ってきて一度も問題が起こったことはないので、PowerHouse II 400についても大丈夫とは思いますが、熱に変換する電化製品を使う時は注意した方がいいでしょう

ちなみに「Jackery400」と「家のコンセント」を測定したところ、それぞれ「102.6V」と「104V」で、Jackery 400は家のコンセントに近い電圧でした。

熱に変換する電化製品を使ってみた

試しに「おひとりさま炊飯器」を使ってご飯を炊いてみました。

おひとりさま炊飯器のスペック
  • 電圧:100V
  • 消費電力:185W
  • 最大炊飯量:1合
  • 炊飯時間:0.5合:約14分、1合:約19分半

炊飯開始直後は一時的に「250W」近くまで上昇しましたが、しばらくすると「224W」付近で安定しました。Jackery400は開始直後でも「205W」までしか上昇せず、その後「180W」前後で安定しました。その差44W

ご飯は炊きムラもお焦げもなく美味しく炊けましたが、あくまでも参考までに。

PowerHouse II 400を使って電化製品を動かしてみた

実際に PowerHouse II 400 を使って電化製品をどれくらい動かせるのか検証してみました。

ACモーターで動く一般的な扇風機

扇風機のスペック
  • 電源:100V 50/60Hz共用
  • 消費電力:30W
  • 羽サイズ:30cm

PowerHouse II 400は正弦波なので、モーターからの異音もなく普通に動きます。

出力消費電力
微風30W
43W
45W
59W

「微風」で6時間動かした時のバッテリーの消費量は45%で、バッテリー容量全部を使うと約13時間使える計算です。

消費電力75Wの電気毛布

電気毛布のスペック
  • サイズ:188 ×130cm
  • 消費電力:75W
  • 消費電力量:弱=約13Wh、中=約30Wh、強=約57Wh
  • 表面温度(目安):弱=約21度、適温=約33度、強=約53度

消費電力75Wの電気毛布を、出力「中」で6時間動かしました。下の表は時間の経過と室温とバッテリー残量の推移です。

経過時間室温バッテリー残量
04.9度100%
1時間3.6度82%
2時間3.1度68%
3時間2.4度54%
4時間1.9度41%
5時間1.9度28%
6時間2.1度14%

バッテリーを全部使うと7時間くらい使える計算で、一晩ならなんとか使えると思います。

消費電力10WのLEDスタンド

LEDスタンドのスペック
  • 出力:12V/1A
  • 消費電力:約10W

LEDスタンドを光量別に消費電力を計りました。

光量消費電力
14W
16W
19W

バッテリー残量100%から光量「弱」で12時間点灯させた時の残量は「54%」

本体に内蔵されているLEDライトと比べると明るいですが、インバーターも動かすので消費電力はかなり大きくなりました。

少々暗くなりますが、本体のLEDライトを使った方が遥かに長持ちします。

USBから電源を取る卓上扇風機

卓上扇風機のスペック
  • 出力:5V/1A
  • 消費電力 (最大):4W

USB卓上扇風機を動かしました。DCモーターを使った小型扇風機なので、消費電力はかなり低いです。

風量消費電力
3W
4W
6W

風量「中」で24時間動かした時のバッテリー残量は84%になっていました。

「中」の風量はけっこうあるので、枕元に置いておけば寝苦しい夜でも十分暑さをしのげると思います。個人的には「弱」でも十分です。

Anker公式調べによる各種デバイスへの充電回数

  • スマホ:23回
  • ノートPC (60Wh):5回
  • タブレット (30Wh):11回+
  • LEDライト (10Wh):29回
  • カメラ (16Wh):20回+
  • ドローン (60Wh):4回

使用できない電化製品

IHクッキングヒーターやドライヤーのように常時300W以上の出力が必要な製品には使えません。消費電力300W(瞬間最大600W)以下の製品のみ使用可能。

DC (直流) 出力

DC出力の仕様

  • 電圧 / 電流 (シガーソケット、DCポート):12V / 10A
  • 最大出力:120W(合計)
  • 差込口:シガーソケット1口、DCポート2口

シガーソケットの電圧の比較

シガーソケットの電圧を「Anker PowerHouse II 400」と「Jackery400」で比較しました。

残量PowerHouse II 400Jackery400
100%12.36V12.32V
80%12.35V12.32V
60%12.35V12.32V
40%12.34V12.31V
20%12.34V12.31V

どちらのポータブル電源もバッテリーの残量が減っても電圧は下がりませんが、常に13Vを超える「Jackery400」の方が、より走行中の車に近い結果となりました

車載用炊飯器を使ってみた

バッテリー残量が減っても電圧が下がらないので、残量50%の状態から12V用の炊飯器を使って米1合を炊いてみました。

炊き上がるまで1時間4分もかかりました。
同じ条件でJackery400でも炊いてみましたが、こちらは43分で炊けたので電圧の低さが原因ではないかと思っています。

電圧が下がるポータブル電源で炊くと時間がかかるだけでなく、窯底のご飯の粒状感が失われて糊みたいになってしまいますが、PowerHouse II 400は時間はかかったものの、粒状感がしっかり残ったご飯が炊けました

バッテリー残量が減っても電圧は12.3Vをキープ

下の表は、ご飯を1合炊くのにかかった時間と炊飯後の電圧を比較したものです。

Anker PowerHouse II 400Jackery400
かかった時間64分43分
電圧12.35V13.31V
コナンティーノ

1Vの違いが けっこうな違いとなりました

USB出力

USBは、PD充電対応のUSB-Cポートが1口、USB-Aポートが3口の構成になっています。

USB-C PDの仕様

  • 電圧:5V、9V、15V、20V
  • 電流:3A
  • 最大出力:60W
  • 差込口:1口

USB-Aの仕様

  • 電圧:5V
  • 電流:2.4A
  • 最大出力:36W(3口の合計)
  • 差込口:3口

ルールに正しく沿ったUSB PD

PD3.0の基本的なルール
  • 電圧:5V、9V、15V、20V
  • 電流:3A、5A (PowerHouse II 400は3Aのみ)
  • PD以外の充電規格を混ぜてはいけない

USB充電器にしてもモバイルバッテリーにしてもルール違反の製品が多い中、PowerHouse II 400はきちんと規格通りに作られているから安心して使用できます。

PD60Wに対応したデバイスには「57.07W」で給電していました。

コナンティーノ

60Wの給電ができるので、ほとんどのノートパソコンやタブレットに充電できるのではないでしょうか?

低電流モードに対応のUSB-A

USB出力スイッチをダブルクリックすると低電流モードになり、ランプが緑色になります。このモードはスマートウォッチやイヤホンなどの入力が小さいデバイスを充電する時に使います。

低電流モードを使う理由

低い電流で充電した場合、モバイルバッテリーが勘違いして充電を終了させないことと、大きな電流を流して機器を壊さないために低電流モードを使います。

実際にワイヤレスイヤホンを1.7Wで充電していました。

Anker PowerHouse II 400の充電性能

バッテリーの仕様

  • バッテリータイプ:リチウムイオン
  • 容量:388.8Wh (108,000mAh)
  • 充電回数:通常の保管条件で300~400回

充電中はモニターの左側に入力のワット数と充電完了までの時間が表示されます。ただしこの時間は給電時間と同じで当てになりません。

本体を充電しながら給電してもバッテリーが傷まない

本体を充電しながら給電するパススルー充電に対応しているのかメーカーに問い合わせたところ、以下のような回答を頂きました。

本体を充電しながら他のデバイスの充電は可能ですが、バッテリーを経由するパススルーではなくバッテリーとは別の経路を使って給電するため、バッテリーには影響を与えません(下の図 赤色の経路)

今まで充電しながら給電もできると言いながら、実際にはバッテリーを痛めてしまうパススルー充電でしたが、とうとうバッテリーに優しいポータブル電源が登場しました!

コナンティーノ

これで気兼ねなく本体を充電中に給電できます!

※ モニターには入力の数値しか表示されません

ACアダプターからの充電

ACアダプターの仕様

  • 入力:AC100~240V、50Hz/60Hz、1.8A
  • 出力:DC24.0V、2.7A

充電時間は、バッテリー残量20%から100%まで約5時間半(MAX60W)

充電中のアダプターは高温注意

室温14.1度で、充電中のアダプターは一番熱いところで52.4度になっていました。

アダプターの許容範囲は70度くらいあると思うのでまだまだ余裕はありますが、気温が高くなった時に何度まで上昇するのか気になります。

USB充電器からの充電

PowerHouse II 400はUSB-PD充電に対応しています。充電時間はACアダプターより長くなりますが、普段パソコンや携帯に使っている充電器をそのまま使えるのは便利です。

利用可能PD入力

  • 5.0V × 3.0A = 15W
  • 9.0V × 3.0A = 27W
  • 15.0V × 3.0A = 45W
  • 20.0V × 3.0A = 60W

PD入力は60Wに対応していますが、モニターに表示される値は、充電時のロスを引いた実際にバッテリーに入力される値(47~50Wくらい)となっています。

バッテリー残量20% → 100%まで約6時間半で充電できました。

ACアダプターとUSB-PDの同時使用で充電時間短縮

ACアダプターとUSB-PD充電器を同時に使うと、0% → 100%まで4時間で充電が完了します。

ただし同時に充電できるのはバッテリー残量が80%未満の時で、それ以上になるとACアダプターのみに切り替わります。

バッテリー残量20% → 80%まで約2時間で充電できました(100%までは約3時間半)

ソーラーパネルからの充電

ポータブル電源を使い続けるとそのうちバッテリーは空になってしまいますが、ソーラーパネルを使うと手軽に充電できるので、コンセントのない場所や停電が長引くような時に役立ちます。

使用できるソーラーパネルをメーカーに問い合わせたところ、できる限り60~100Wのものを使うように言われたので、種類は違いますがソーラーパル4枚を使って検証しました。

100W据え置き型パネルからの充電

まずは出力100Wの据え置き型ソーラーパネルから。

チャージコントローラーとパネルの仕様
  • 制御方式:PWM方式
  • 入力:11~28V / 5.5A / 最大65W
  • 使用パネル:ECO-WORTHY / 100W / 18V / 5.55A

ソーラパネルに繋ぐMC4ケーブルは、Jackery400用に買ったものが使えましたが、間違った物を買ってしまわないためにも、同梱にするか、オプションにしてでも発売してほしいです。

このパネルは折りたたみ式と比べると重くて持ち運びには不便ですが、雨ざらしにしても大丈夫なところと安さが魅力です。

折りたたみ式パネルは 100W出力で安くても2万円近くしますが、ECO-WORTHYは 10,000円というお手頃な価格!しかも5年品質保証!

※純正品以外のソーラーパネルの使用は自己責任でお願いします。

Anker PowerHouse II 400 の発電性能

検証は1月初旬の13:45、天気は快晴の下で行ったところ、発電量は60Wでした。DCポートからの入力の最大値は60Wのようです。

雲がかかると発電量は下がるので、100Wくらいのパネルがちょうどいいと思います。

Jackery SolarSaga100からの充電(100W)

Jackery純正の「Solarsaga100」を借りる機会があっでたので、PowerHouseで試してみました。

パネルの仕様
  • 最大出力:100W
  • 定格電圧:18V
  • 定格電流:5.55A
  • 収納サイズ:61 × 53.5 × 3.5cm

このパネルは折りたたみ式のソーラーパネルでありながら、防水性能がパネル部分でIP65相当あるので、多少の雨には耐えられる設計になっています。

また、ケーブル長が3メートルあるため、ポータブル電源を屋内に置いて充電できるので安心です。

元々Jackery製品用のパネルですが、PowerHouse400Ⅱにも使えます。発電量は「57W」で、固定式の100Wパネルと比べると少し低い値でした。

80W折りたたみ式パネルからの充電

次に80Wの折りたたみ式のパネルを使用しました。

パネルの仕様
  • 最大出力:80W
  • 定格電圧:18V
  • 定格電流:4.44A

このパネルは出力が80Wでありながら、雲がない状況では100Wのソーラーパルと遜色ない発電量をたたき出す発電効率に優れたパネルです。

発電量は59Wでほぼ固定式の100Wパネルと変わらない値です。持ち運びを考えると折りたたみ式のパネルと組み合わせるのがいいと思います。

50Wパネルからの充電

最後に50Wのパネルを使用しました。メーカーからは60W以上の出力を勧められましたが、60Wのパネルは所有していないので50Wのパネルで検証しました。

パネルの仕様
  • 最大出力:50W
  • 定格電圧:17V
  • 定格電流:2.94A

このパネルはフレキシブルタイプ(パネルをある程度湾曲させて使えるため薄い)で、かなり軽くて1.2Kgしかありません。その分 ちょっと風がきついと動いてしまうので、使う時はペグを打つか どこかに固定したほうがいいと思います。

発電量は33Wと少ないですが、100Wのパネルの半分と考えれば妥当な数値です。

80Wや100Wのパネルと比較すると物足りませんが、発電量の少ないパネルからでも充電できることが確認できました。

シガーソケットからの充電

PowerHouse II 400にはシガーソケット用充電ケーブルが付属していません。

DCの入力プラグのサイズがJackery400と同じ8mmだったので、Jackery400に付属していたシガーソケット用のケーブルを使って充電しました。

シガーソケットからの充電は、ACアダプターからの充電と遜色ない「54W」もありました。移動中にこれだけ充電できれば充分です!

Amazonでシガーソケット用ケーブルを探しても8mmプラグのものはなく、変換プラグ自体も見当たりませんでした。私はJackery400のケーブルやソーラーパルに付属の変換プラグを持っていたので充電できました。

コナンティーノ

少しくらいコストが上がってもいいから、ケーブルを同梱してもらいたい!

価格の比較

「PowerHouse II 400」と「Jackery400」と「PowerHouse」のアマゾンでの価格を比較。

PowerHouse II 400Jackery400PowerHouse
39,800円44,800円49,800円

PowerHouse II 400は最後に発売されたので当然スペックは高いのですが、価格も一番安くなっています。ポータブル電源に何を求めるかは人それぞれですが、ライバル製品に対して5,000円、旧製品に対しては10,000円も安く購入できるのは魅力です。

【まとめ】1台あると安心な防災グッズ

PowerHouse II 400を使って、よかったところとイマイチなところにまとめました。

よかったところ
  • 2種類のLEDライトを搭載
  • コンパクト
  • USB-PDがパワールールに即している
  • 本体充電中にバッテリーを傷めずに給電できる
  • 手厚いサポート
イマイチだったところ
  • AC出力が110V
  • シガーソケットとソーラーパネルに繋ぐケーブルが付属しない
  • 取っ手が折りたためない

実際に使ってみてPowerHouse II 400は、そつなくまとめられたポータブル電源という印象です。

最大出力が300Wなので消費電力の高い電化製品は使えませんが、複数のガジェットを同時に充電するには充分なスペックです。スマホは通信手段だけでなく情報収集としても役立つツールですが、バッテリーが無くなると何の役にも立ちません。

PowerHouse II 400はスマートフォンなら20回以上充電できる容量と、消費電力が少ないLEDライトを持ち運びやすい大きさにまとめてあるので、1台あると安心な防災グッズです。また太陽光発電ができるので、長期間の停電にも対応できると思います。

競合製品と比べて性能と価格のバランスがよく、1台目に選ぶポータブル電源としてもオススメです。

Anker PowerHouse II 800

Anker PowerHouse II 400のデザインをそのままに大容量・高出力化で、キャンプや車中泊もこなせるポータブル電源に進化しました。

Anker PowerHouse 200

持ち運びが楽な小容量タイプ。スマホやパソコンの充電にオススメです。

Anker 純正ソーラーパネル

ポータブル電源以外にもスマホやタブレットも充電できる便利なソーラーパネルです。

よかったらシェアしてね!
目次